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カンボジア旅客機、搭乗客全員が死亡…奇跡はなかった

カンボジア旅客機、搭乗客全員が死亡…奇跡はなかった

Posted June. 28, 2007 03:15,   

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韓国人観光客13人を乗せたまま行方不明になったカンボジア旅客機の木っ端微塵の胴体が事故3日目の27日午前発見された。搭乗客22人全員は死亡したことが確認された。同日公開された事故機と管制塔との最後の交信によれば、事故直前、シアヌクビル空港の管制塔が「高度が低すぎる」と警告したが、パイロットがこれを無視したことが確認され、事故の原因がパイロットのミスによるものと判定される可能性が高い。

事故機は27日午前7時15分(韓国時間午前9時15分)、シアヌクビルから東北側に50キロ離れているボコル山の頂上付近の東北側の傾斜面(北緯10度50分982秒、東経103度55分417秒)で発見された。

フンセン・カンボジア首相は同日記者会見を開いて「生存者は見つからなかった」と述べ、搭乗客全員が死亡したことを公式に確認した。

これと関連し外交通商部の金ボンヒョン在外同胞領事局長も、「韓国人搭乗客13人の遺体を全員確保した」として、「身元が分からない男性の遺体1体を除いて21の遺体がすべて機内で発見された」と伝えた。

AFP通信は捜索作業に参加した医療陣の言葉として、墜落当時の衝撃によって旅客機の右側の翼が酷く破損したが、胴体が折れなくて飛行機が爆発してはいないものと見られると報道した。しかし、搭乗客が墜落直後の衝撃によって死亡したのか、それとも救助を待っている間に死亡したのかは確認されなかった」と付け加えた。

カンボジア警察は同日午後、ヘリを利用して事故現場からプノンペンのポチェンポン空軍基地を経由し、首都プノンペンのカンボジア—ロシア友好国立病院へ遺体を移送した。

外交部は現地に派遣された国立科学捜査研究所の職員による身元の確認作業が終わり次第、遺族らと葬儀の手続きを話し合う計画だ。

外交部の金ボンヒョン在外同胞領事局長は、「一日でも早く韓国へ移送するために、遺体を特別機で移送する問題を家族と協議している」として、「家族が肉眼で身元を確認した後、合同焼香所の設置と具体的な葬儀の手続きを協議して支援する」と述べた。

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は同日、旅客機の墜落事故と関連して、「韓国の医療陣が最終確認をすることになれば、これから起こりうる全ての状況を勘案して、家族が不便を感じないように外交部と関連機関で以後の状況管理に万全を期するように」と指示した。



turtle@donga.com redfoot@donga.com