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中国人民日報の失言特集、盧大統領の選挙法違反発言がトップ

中国人民日報の失言特集、盧大統領の選挙法違反発言がトップ

Posted July. 07, 2007 03:04,   

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「病は口より入り、禍は口より出づ(病従口入 禍従口出)」。中国・西晋初期の政治思想家・傅玄の『口銘』にある言葉だ。

中国共産党の機関紙『人民日報』の電子版が5日、「世界各国の指導者や名士の失言と妄言」を集め、国際面の「縦論天下」というコーナーに掲載した。最近、「米国の原爆投下はしょうがないと思っている」と言って問題になり、辞任に追い込まれた日本の久間章生防衛相の舌禍に伴う企画記事だ。同紙は、韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領とブッシュ米大統領、シラク前フランス大統領など、政治家や名士15人の失言と妄言を特集した。

トップを飾ったのは、盧大統領だった。同紙は、「盧武鉉の禍は口から出る。選挙法違反の判定を受けて」という小見出しをつけた記事で、「盧大統領が、野党の大統領候補を批判して、6月18日に中央選挙管理委員会から再び選挙法違反の判定を受けた」と伝えた。

シラク前大統領は在職時代、「エンバーゴ(期限付きの報道禁止要請)」を前提に、記者にいい加減な発言をし、非難を受けた点を指摘した。シラク前大統領は今年1月29日、「本当の脅威は、イランが核兵器を保有することではなく、核技術を他国に流出することだ」と述べ、「イランが、エジプトの核兵器開発を助ける可能性もある」と発言して、アラブ圏の強い反発を買った。シラク前大統領の発言は、「欧州国家は核兵器を保有してもいいが、イスラム圏は絶対だめだ」という意味を含んでいるためだ。

ブッシュ大統領は昨年7月17日、ロシアのサンクトペテルブルクで開かれた主要国首脳会議(G8)の閉幕昼食会で、マイクが入っていることに気づかず、ロシアのプーチン大統領に、「本音」を打ち明け、ひどい目にあった。

ブッシュ大統領は、シリアに影響力を持つプーチン大統領に、「アサド(シリア大統領)にヒズボラ(イスラム武装勢力)が武力行為できないようにうまく処理するように言ってほしい」と言った。しかし、この発言が公開されたため、シリアは米国の注文どおりにできず、イスラエルがヒズボラを攻撃すると言ってレバノンを無差別攻撃した時も、米国は傍観せざるをえなかった。

イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ前首相は、失言と妄言で広く知られている人物だ。彼は03年9月11日、英国記者とのインタビューで、フセインとムッソリーニを比べるよう要請され、「ムッソリーニは誰も殺さない慈しみ深い人で、ただ流配にあったユダヤ人に休暇を与えただけだ」と述べ、野党とユダヤ人団体から激しい非難を浴びた。

また、彼は02年1月には、「売春街を完全に合法化すべきだ」と言って問題になり、9・11テロ直後、「西欧文明がイスラム文明よりも高級だ」と言って、アラブ圏の非難に直面した。

言葉が巧みなことで有名な英国のブレア前首相も、失言で苦労した。彼は昨年11月末、「イラク戦争は災害だ」と述べ、「結局はイラク政策の失敗を自認した」という野党の謝罪要求に苦しまなければならなかった。

妄言と失言が最も多い国は日本だった。麻生太郎外相は昨年3月、台湾を国家と発言して中国の抗議を受け、発言を撤回した。柳沢伯夫厚生労働相は、女性を「子どもを産む機械」にたとえ、女性団体から激しい怒りを買った。



orionha@donga.com