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盧大統領、「盧武鉉新党」立党の地固めに乗り出した?

盧大統領、「盧武鉉新党」立党の地固めに乗り出した?

Posted September. 27, 2007 03:07,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が金成浩(キム・ソンホ)前法務部長官に来年4月の第18代総選挙に出馬してくれることを要請したことが明らかになってから、盧大統領の退任後の構想といわゆる「盧武鉉新党」が誕生するかどうかに関心が集まっている。

▲「盧武鉉新党」総裁?〓盧大統領は来年2月25日大統領府を離れても政治からは手を引かないというのが大方の見方だ。盧大統領は退任後の構想と関連して、単純な「引退」ではないという発言をたびたび行ってきた。盧大統領を補佐してきた386側近らも40代なかばに過ぎないため、何らかの形で政治を続けるものと見られる。

汎与党陣営のある関係者は、「盧大統領と親盧(親・盧武鉉)陣営は大統領選挙より来年の総選挙に関心を持たざるをえない。コードが合う彼ら同士で勢力を形成できる土台は『盧武鉉新党』を通じた総選挙であり、盧大統領が狙うのは政治的影響力を持つ総裁だろう」と述べた。

そのため、現政権で長・次官など高官を務めた人々が主軸の参加型政府フォーラムが注目を集めている。同フォーラムの代表は李炳浣(イ・ビョンワン)前大統領秘書室長であり、常任執行委員長は盧大統領の386側近の安熙正(アン・ヒジョン)氏だ。

参加型政府フォーラムはソウル、京畿(キョンギ)など全国15の市道に地域フォーラムを置いている。政党の市道党システムを取り入れた準政党組織であるわけだ。安熙正委員長は、マスコミとのインタビューで、「どのような形であれ盧武鉉政治の流れは受け継がれるべきだ。大統領選挙で敗北して政権が入れ替えられるならば、それは仕方ないことだ。だからと言って、すべてが終わるわけではないではないか」と述べた。

盧大統領も6月2日、参加型政府フォーラム特別講演で、「民主主義の未来はノサモ(盧武鉉を愛する会の略語)にあり、ノサモに入っていない人まで含めた参加型政府フォーラムに民主主義の未来がある」と述べた。参加型政府フォーラムが総選挙を狙った組織、「盧武鉉新党」の前段階という観測が可能なところである。

このような展望には政党の構図も一役買っている。汎与党組織の大統合民主新党は、利害関係がそれぞれ違う諸政派が大統領選挙という物理的な時間に追われて急造した政党だ。大統領選挙が終わると、空中分解する可能性が少なくないというのが政界の分析だ。盧大統領と大統合民主新党との関係もすっきりしていない。

親盧グループが盧大統領の退任後の来年4月の総選挙を契機に、政界で旧上道洞(サンドドン)系(金永三元大統領の側近グループ)か東橋洞(トンギョドン)系(金大中前大統領の側近グループ)のような「系派」を形成するために、参加型政府フォーラムをその前衛隊にするという解釈が可能だ。実際、親盧議員らは汎与党陣営の親盧候補一本化前に顔を合わせて、大統領選後、行動を共にすることで意見をまとめたとされている。

▲長官任命前に総選挙出馬意思の有無を打診〓政界では釜山(プサン)出身の金万福(キム・マンボク)国家情報院長も総選挙に出馬するように提案されたという観測が出ている。金院長が故郷の釜山・機張(キジャン)の住民を招待して国家情報院を見学させ、地域行事にお祝いの花輪を送るなど、事前選挙運動と誤解されるに値する行動をしてきた点も、このような観測を裏付けている。選挙中立義務の重要性を認識している金院長が大統領の了解と意見交換なく政治活動と誤解されかねないことをするのは容易でない。

汎与党陣営のある中核関係者は、「盧大統領はいつからか長官人事の度に、18代総選挙に出馬する意思がないかを聞いている」と伝えた。



jin0619@donga.com