「優勝にはやっぱり運もなければならないようです…」
韓国女子ゴルフの有望株の池恩熹(チ・ウンヒ、21、キャロウェイ)は、もう準優勝という言葉を聞くと、寝ていてもぱっと起き上がりそうだ。今季、8回も2位にとどまったからだ。国内ツアーに15回出場し、半分近い7回も準優勝をした。2勝を上げてはいるものの、このように優勝を目の前で逃し続けているのには不運も働いた。
シーズン開幕戦のビン・ハイレディース・オープン最終日に76打を打って2位で初大会をフィニッシュしたのは不吉の始まりだったのだろうか。雨天のため、一つのラウンドがキャンセルとなった7月のコリア・アート・ビリッジ・オープンでは、アン・ソンジュ(ハイマート)に1打差で優勝を奪われ、KBスターツアー4次大会では、初日3アンダーを記録したが、ティーバックスが試合途中移される案外のハプニングでその成績が抹消されて、結局4位まで順位を下げられた。
今月初め、ハイトカップでは最終日、17番ホールまで2打差の首位をキープしたものの、18番ホールでラフを転々としてダブルボギーを叩いてしまって、逆転負けを喫した。
21日閉幕した国内唯一の米女子プロゴルフ(LPGA)ツアー「KOLON—ハナバンク選手権」では、1打差の2位で最終ラウンドを待った。しかし、強風のため試合がキャンセルされたため「悔しい」2位にとどまった池恩熹は、「何が何でも試合をやりたかったのに…」と残念がった。
それでも現在米LPGAツアー条件付きシードを有している池恩熹は、今回の準優勝で米LPGAツアー賞金ランキング40位圏(24万9663ドル)へ順位を押し上げて、今季90位まで与えられる来季のツアー1年出場権を確定付けた。
今週、インターブルゴマスターズ大会に出場する池恩熹は、「2位でもすごいという周りの慰めはもう聞きたくない」と歯を食いしばった。
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