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金融市場、「3+1」の乱高下

Posted November. 22, 2007 03:19,   

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グローバル金融市場の不安や国際原油価格の高騰、米国景気の低迷、中国の緊縮可能性など、さまざまな悪材料が重なり、21日の総合株価(コスピ)指数は5日連続で急落した。

また、債券金利の急騰と大幅なウォン高で、株価、債券価格、ウォンの価値が同時に暴落する金融市場の「トリプル下降」現象が表れるなど、市場が大きな混乱に陥った。

国際原油価格も、ウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)価格が一時、初めて1バレル=99ドルを突破するなど、急騰の勢いを見せ、国内外経済への負担が増大している。

同日、コスピ指数は5日連続下落が続き、前日より65.25ポイント(3.49%)下がった1806.99で取引を終えた。コスダック(店頭市場)指数も12.14ポイント(1.64%)下がった727.33で取引をおえ、3日連続の下降を示した。

コスピ指数はここ5日間、165ポイントも急落し、今月に入って257ポイントも下がった。

日本の日経平均株価は373.86円(2.46%)下がった14837.66円で、中国上海総合株価指数は79.48ポイント(1.50%)下がった5214.23で取引を終えた。香港のハンセン指数は4.15%急落し、台湾やシンガポールも2%以上下がった。

金利も連日、急騰している。

変動金利つきの住宅ローン金利の基準となる91日満期の譲渡性預金証書(CD)の金利は、前日より0.03ポイント上がった年5.48%で、6年4ヶ月ぶりに最高値を記録し、融資を受けた人たちの利息への負担がさらに増すことになった。3年や5年満期国庫債の金利もそれぞれ0.1ポイント上がり、年5.65%と年5.71%となった。

韓国の株式を売った外国人たちの本国への送金需要が増え、1ドル当たりのウォン相場は6.70ウォン急騰した928.90ウォンで取引を終え、2ヶ月あまりで最高値を更新した。

ウォンに対する円相場も円キャリートレード清算の動きによる円高の余波で、100円当たり856.40ウォンと上がり、18ヶ月ぶりに850ウォン台へと上昇した。

いっぽう、20日(現地時間)、米国で取引されたWTI1月引き渡し分の先物価格は、前日より1バレル=3.39ドル値上がりした98.03ドルで取引を終えたが、取引終了後の時間外取引では一時、99.29ドルにまで急騰した。

また、韓国が主として輸入する中東のドバイ原油も0.62ドル上がった1バレル=87.40ドルで取引を終えた。