韓国１１．３６％、政府の財政支出増加率がＯＥＣＤで最高

韓国１１．３６％、政府の財政支出増加率がＯＥＣＤで最高. November. 26, 2007 03:14. bae2150@donga.com. 最近約１０年の間、韓国政府の財政支出増加速度は、経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）加盟国の中でもっとも高かったという調査結果が出た。 自由企業院は、２５日に発表した報告書「ＯＥＣＤ加盟国の財政支出比較」で、１９９４〜０５年の１１年間、韓国の「年平均政府支出増加率」（財政膨脹率）は１１．３６％で、関連統計のあるＯＥＣＤ加盟２６ヵ国中１位であると明らかにした。 これは、同期間の韓国の年平均名目国内総生産（ＧＤＰ）増加率８．１６％より３．２０％高いもので、韓国政府の財政増加率が経済成長率をかなり上回っているという意味だ。 一方、同期間、ＯＥＣＤ２６ヵ国の年平均財政膨脹率は４．９９％で、名目ＧＤＰ増加率６．０１％よりもやや低い。 米国、ドイツ、フランス、日本など主要先進国は一般的に、経済成長率の範囲内で財政を増やしてきたことがわかった。成長率を超える財政膨脹率を示した国は、韓国と、ルクセンブルク、スイス、アイスランド、ギリシアの５ヵ国にすぎない。 調査対象期間中の政権別年平均財政膨脹率は、金泳三（キム・ヨンサム）政権（１９９４〜１９９７年）時代の１５．４６％だが、金大中（キム・デジュン）政権（１９９８〜０２年）時代には外為危機の影響で９．１０％に減り、盧武鉉（ノ・ムヒョン）政府（０３年〜）に入ってから１１．１３％に再び増加している。 同期間中の年平均名目ＧＤＰ増加率は、金泳三政権１３．０２％、金大中政権６．８６％、盧武鉉政権５．６４％で、特に現政府では、財政膨脹率が経済成長率をはるかに回っている。