「ボランティア活動をして銀行の借金を返しなさい」
最近、銀行が、ボランティアや職業訓練教育時間を金額に換算し、顧客が延滞した借金を軽減させる制度を拡大させている。
26日、銀行業界によると、ウリィ銀行は500万ウォン以下の借金をした少額の延滞者がボランティア活動をすれば時間当り3万ウォン、1日最高24万ウォンを軽減してくれる「ボランティア活動による債務軽減制度」を大幅に拡大することにしたという。
ウリィ銀行が2005年から施行した「ボランティア活動による債務軽減制度」は、債務者本人がウリィ銀行以外に他行に借金がないことを前提に債務を軽減するなど、条件が厳しく、利用者が多くなかった。ウリィ銀行は今回、他行に借金のある顧客も対象にして、家族だけではなく、友人にも借金をした人のためにボランティア活動をすれば延滞者の借金を減らすことにした。
また、献血も一度すれば30万ウォンを軽減してくれるが、年に2回に限定される。休みにボランティア活動をするか、延滞者が重度障害者の世帯、または低所得者である場合は時間当り軽減額の1.5倍を認めてくれる。
新韓(シンハン)銀行も2006年8月から500万ウォン以下の延滞者がボランティア活動をすれば1時間に3万ウォン、1日最高24万ウォンまで軽減してくれる。延滞利子だけの場合はボランティア4時間で利子全額が免除となる。
新韓銀行の関係者は、「この制度を知っている人が多くなく、今まで50人程度だけが軽減の恩恵を受けた」と話した。
この他に企業銀行や外換銀行もボランティア活動を通じて貸出金を返済できる制度を実施している。
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