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総選挙候補者登録が終了 候補の14.6%が前科記録保有

総選挙候補者登録が終了 候補の14.6%が前科記録保有

Posted March. 27, 2008 08:13,   

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4月9日に行われる第18代総選挙に向けた候補登録最終日の26日午後3時現在、候補者の14.6%に前科があるという暫定集計結果が出た。この中には麻薬、放火、賄賂、私文書偽造など社会的な批判を浴びせられる罪を犯した候補者も一部含まれているため、有権者の厳しい視線が向けられそうだ。

前科の回数としては1犯が93名、2犯が31名で、3犯も12名に達するなど、932名の登録候補のうち、136名が前科を有している。

前科のある候補は、地域別では京畿道(キョンギド)が37名でもっとも多く、ソウルが31名でそれに続き、忠清南道(チュンチョンナムド、忠南)・大田(テジョン)・慶尚北道(キョンサンナムド)はそれぞれ3名に過ぎない。

政党別では野党統合民主党が42名でもっとも多く、与党ハンナラ党は15名。81名が候補登録をした民主労働党はこのうち34名が前科記録を持ち、23名が候補登録を済ました進歩新党も10名に達し、両党ともに半分近い候補が前科を持っている。

しかし、民主党、民主労働党、進歩新党の候補らは、前科があることで欠陥があるように見えるが、ほとんどかつての民主化運動と労働運動の過程で国家保安法違反や「集会とデモに関する法律(集会法)」違反などの罪名で前科を持つことになったことが分かった。

前科3犯の進歩新党の朴ヨンジン(ソウル江北乙)候補は、国家保安法や集会法違反など、学生運動と労働運動で3回懲役刑を言い渡されたが、いずれも復権された。

女性としては金希宣(キム・ヒソン、ソウル東大門甲)候補が犯人隠匿などで前科2犯を記録して注目を集めたが、いずれも民主化運動加担者を隠まったり、集会法違反などで処罰されたりしたものだ。

一部の候補は、選挙の過程などで道徳的な問題点が提起されかねない罪を犯したことが分かった。ソウルのある地域に出馬したA候補は、麻薬類管理に関する法律違反の疑いで懲役1年6ヵ月に執行猶予2年を言い渡された。

慶尚南道(キョンサンナムド)のある地域に出馬したある政党のB候補は、租税犯処罰法違反や業務妨害、業務上横領などでいずれも懲役か執行猶予を言い渡され、先月末まで執行猶予の状態であったことが明らかになった。

京畿のある地域に出馬した群小政党のC候補は、保健犯罪取り締まりに関する特別措置法違反で懲役1年を宣告され、忠南地域に出馬した群小政党のD候補は医療法違反で1年の懲役を宣告された。

忠南地域に出馬したある無所属候補と慶尚南道地域に出馬したある無所属候補も、特定犯罪加重処罰などに関する法律上の賄賂の疑いで、それぞれ懲役3年執行猶予5年、懲役1年執行猶予2年を言い渡されている。この他、私文書偽造、建築法違反、業務上過失致傷の疑いで処罰を受けた候補もいる。

選挙管理委員会は、各世帯に投票案内書と共に前科記録も発送するため、今回の総選挙で前科記録は有権者が候補を選択する基準の一つとして作用するものと予想される。



ddr@donga.com