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原油高・物価高でも…「節約の達人」たちは笑う

原油高・物価高でも…「節約の達人」たちは笑う

Posted June. 02, 2008 03:01,   

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最近、朝、目が覚めれば高騰を続ける物価のため、買い物をすることも、家計簿をつけることも怖いという主婦が多い。ガソリン価格が1リットル=2000ウォンを超えるガソリンスタンドが増え、大衆交通を利用したいが、さまざまな事情のため、乗用車を利用せざるを得ない人たちは、高騰するガソリン価格におののくばかりだ。

原油高、物価高の時代だからといって、何も消費しないわけにもいかないはず。自他共に認められる3人の「節約」の達人から、簡単に実行できる「賢明な消費術」についてうかがった。

●「買い物の女王」の計算機を利用した買い物

小学校5年生と2年生の二人の息子を持つ主婦のアン・ヨンジンさん(34)は、周囲の人も認める「ショッピングの女王」だ。アンさんは61万人が会員として加入しているポータルサイト「ダウム」のコミュニティ「けちの経済スクール」が最近行った「08年ショッピングの女王選抜大会」でグランプリを受賞したこともある。

アンさんは大手スーパーに買い物に出かける時はいつも、新聞にはさまれているスーパーのチラシを必ず持参し、ボールペンやサック、2個の買い物袋や計算機を用意する。サックや買い物袋を持参する理由は、大手スーパーではレジ袋1個に50ウォンずつ、最大150ウォンまで割り引きしてくれるからだ。

計算機は価格を比べる際に使う。「大手スーパーの自主ブランド(PB)の商品が最も安い時が多いですが、価格をきちんと比べるためには100グラム当たり、または1リットル当たりいくらか、おまけの商品がついていれば、それまで含めた価格はどうなるかも計算してみなければなりません。一緒に買い物をする子供たちにとってスーパーは『算数の塾』にもなりますしね」。

スーパーでの定番コーナーの位置を考慮し、「最適なコース」を組むことも重要だ。安値で売る目玉商品を含めて、あらかじめ書いてきた品目をチェックしながら、必要なコーナーのみ立ち寄ってこそ、不必要な衝動買いを抑えることができるという。

家計簿の書き方も一風変わっている。その日の購入品物の名前や価格のみならず、どこで買ったかまで書き入れて、品目ごとに、どの店が最も安いのか比較しておく。

●「生活費10万ウォン」の主婦のエネルギー節約術

夫と6歳の娘と暮らしているカン・ヒョンジョンさん(32)の1ヵ月の生活費は、通信費や交通費を除いて10万ウォン程度。ラジオで「けちな人からのお知らせ」というコーナーを担当しているカン氏の節約振りはすでに有名だ。

カンさんの住む26坪のマンションの都市ガス料金は、真冬でも3万5000ウォン程度だ。

「夏にも都市ガス代が相当出る理由は、シャワーを浴びる時すぐにお湯が使えるよう、ボイラーをいつもつけているためですね。お湯を使う直前にボイラーの電源を入れ、お湯を使い終わったらボイラーを消せば節約できます」

それだけではない。カンさんの自宅のお風呂には10リットル入りの大きなバケツが二つある。一つは水、もうひつとはお湯用。シャワーを使う代わりにバケツの水を使えば、さらに節約できる。

電気代も最大限減らしている。「クーラーをつけるときは、部屋のすべてのドアを閉めてから、居間で15分ぐらい稼動して消します。それから部屋のドアを開けて、居間から部屋のほうに扇風機を回せば、部屋の熱気は居間へと、居間の涼しい空気は部屋へと入り、両方とも涼しくなりますよ。扇風機の前に氷や水をつけたタオルを置けば、さらに涼しい風を作り出すこともできます」。

インターネットを活かしてさまざまな生活用品を無料で手にすることも、生活費を減らすコツの一つ。カンさんは娘が幼いときは紙おむつや粉ミルク会社の使用所感の公募に応募したり、さまざまな子育てサイトに加入したりして、商品やサンプルを手にすることができた。

●エンジンの回転数を調整してガソリン節約

財テク専門家の李デピョさん(32)は、ダウム・コミュニティの「けちの経済スクール」を運営している。李さんが車の関連費用を節約する方法を一言で言えば、「規定速度遵守」。

李さんはエンジンの1分当たりの回転数が、市内走行の際は2000RPM、高速走行の際も2500RPMを越えないように運転する。「この基準に合わせるためには急ブレーキや急発進、スピードの出し過ぎなどはできません。初心者だと思ってのんびりと運転する習慣を身につけば、結構ガソリン代を節約できます」。

ガソリンを入れた日付や走行距離を記録する車の家計簿をつけるのは当たり前。通勤途中の最も安いところを行きつけのガソリンスタンドと決め、割引できるクレジットカードを購入する。よりやすいからといってわざわざ遠いところのガソリンスタンドまで出向くのは禁物だと助言する。

交通違反の罰金は必ず節約しなければならない項目。李さんは、「シートベルトの着用や信号違反の禁止、安全線や車線の遵守、駐車場での駐車のような当たり前のルールのみ守っても、不要な罰金を払う必要はない」と話した。



crystal@donga.com