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格安航空事業が激化…大韓空港も参入

Posted July. 18, 2008 08:07,   

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17日午前、ソウル江西区空港洞(カンソグ・ゴンハンドン)金浦(キムポ)空港の国内線の9番の搭乗口。

搭乗時間10分前から10人あまりの乗客が搭乗口の前に並んだ。搭乗時間になると、「優先搭乗」と書かれたピケットを高らかに持ち上げた男の乗務員が、搭乗口の周辺を行き来しながら、先着順の搭乗を知らせた。乗務員は全員、薄緑色の帽子をかぶり、ジーンズや半そでのTシャツに運動靴を履いて走った。

乗客たちは先着順で大韓(テハン)空港の格安航空会社、「ジーンエアー」の最初の飛行機に乗り込んだ。機内でも同じ格好の乗務員たちがはつらつと乗客を迎えた。

「AとC区域は青色の座席、B区域は赤色の座席です」

済州(チェジュ)行きのB737−800飛行機に乗り込むと、「ジニー」(ジーンエアー乗務員の愛称)らは、座席番号の代わりに、区域のみを案内した。乗客は自分のチケットに書かれた区域で、先着順に席を選んで座った。

李ジンウ・ジーンエアー営業支援チーム長は、「安全な運行のため、飛行機の前のほうからA、B、C区域と分かれており、区域別に先着順で搭乗を行っている」と話し、「チケット発行の業務が減ったので実用的であり、乗客が率先して搭乗するので定時出発にも効果がある」と話した。ジーンエアーは同日、初飛行を行った1台の航空機で、金浦˜済州間の路線を一日4回往復運航することになる。

国内トップの航空会社、大韓空港の格安航空事業が始まったことで、各格安航空会社同士の競争もいっそう激しくなるものと見られる。アジア路線への需要が多く、従来の航空会社に比べて価格競争力も高いためだ。

ジーンエアーは来年9月、東南アジアや中国、日本などへの就航を準備している。国内格安航空会社としては、済州航空が今月、初めて済州˜広島間の路線に就航した。ハンソン航空も今月末、国際線に就航する予定だ。

しかし原油高の現状のなか、格安航空会社への懸念の声も聞こえてくる。これについて、金載建(キム・ジェゴン)ジーンエアー代表取締役は、「格安航空会社も原油高の負担を避けられない現状で、9月ごろ、油類割増料を導入することも積極的に検討している」と語った。

洪錫晋(ホン・ソクジン)仁川(インチョン)大学北東アジア物流大学院教授は、「格安航空会社の発展で、国内の航空運送事業は進化するものの、資金力や経営能力の面で規模の経済に達することも重要だ」と話した。



achim@donga.com