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ストレッチングは欠かさず…5〜10分ずつ休憩を

ストレッチングは欠かさず…5〜10分ずつ休憩を

Posted July. 21, 2008 03:38,   

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1年前に転職した金ミジョン(34、女)氏は、毎日3時間ずつ電車に乗って通勤している。京畿城南市盆唐区(キョンギ・ソンナムシ・ブンダング)の自宅から、ソウル麻浦区上水洞(マポグ・サンスドン)の弘大(ホンデ)駅までの通勤に1時間半はかかる。1年以上長時間の通勤を繰り返してきたから、体はだるく、肩はずきずきし、首も痛い。

米国の人口調査局によれば、昨年、3時間以上車に乗って通勤する米国人は340万人に上ることがわかった。10年前より2倍以上増えたのだ。通勤に少なくとも1時間半はかかる人を指して、「エキストリーム通勤族(extreme commuters)」という。

韓国内の状況も似たようなものだ。統計庁によれば、通勤に少なくとも1時間半かかる人は1995年=31万5823人、00年=49万7975人、05年=53万1531人へと増加している。

●立っている時は、カカトの上下運動が有効

電車やバスなどの公共交通を利用する通勤族は、携帯電話やPMPなどでゲームをしたり、動画を見たりする。イアフォンをつけて音楽を聴いたり、本を読んだりもする。このように暇をつぶすことは退屈ではないが、目や耳、首の健康にはよくない。

特に、首への負担が大きい。本を読んだり、PMPなどを見るなどする時は、首を最大限立てて、30センチほどの距離を保つ。少なくとも20分ごとに首を左右に回してストレッチングすれば、首の筋肉は凝らない。

椅子にきちんと座ったり立ったまま、首を左にゆっくり回して、5秒間その姿勢を保つ。逆の方向も同様のやり方で行う。あごを下のほうに引いて、鎖骨につけ、その姿勢を5秒間続ける。疲れたときは、頭を下げずに、椅子の背もたれに頭をもたげたまま休憩を取る。

立っている時は、片手で本やPMP、もう一つの手ではつり革をつかんだまま頭を下げなければならず、座っている時よりさらに疲れることになる。立っている時は、カカトの上げ下げ動作を繰り返すストレッチングが有効だ。

動くバスや電車の中では本を読んだり、携帯向けゲームをやったりすると、眼球は普段より激しく調整運動をしなければならず、目の疲労の度合いもひどくなる。意識的に時々瞬きしたりし、20〜30分ごとに遠いところを眺めたりする。

長時間足を動かずに立っていると、静脈瘤が生じかねない。静脈瘤を防ぐためには、たっている時間を減らすのが最善の策だが、やむを得ず、長時間立っていなければならない時は、足に力を入れたり抜いたりする動作を繰り返す。長時間、足を重ねたまま座っていたり、腰や大腿部が窮屈な服を着るのも、足の血行を悪くする。

●飲み水を準備し、救急薬も備えるべき

サラリーマンの金ソンヒョン氏(京畿高陽市陵谷洞、42)は2年前から、ソウル松坡区風納洞(ソンパグ・プンナブドン)の会社までの40キロの区間を、自転車で通勤している。1時間半ぐらいかかる距離を自転車で走り、ずいぶん健康がよくなった。しかし、初めて自転車での通勤を始めたときは体がだるくて痛く、あきらめようともした。

自転車で通勤するいわば「自転車通勤族」の初心者は、適当な準備運動をして体をほぐさなければならない。特に肩や腰など、自転車に乗るとき多く使う部位は、あらかじめ準備運動をして体の筋肉をほぐすべだ。膝や足首は自転車に乗ってから最初の5分程度は軽く走行すればおのずとほぐされることにする。初心者の場合、途中で5〜10分ずつ休憩を取るのもよい。

安全要領を覚えることも重要だ。自宅から職場までの間に、自転車専用道路はどの程度作られているかを確認し、一般道路の上で走る時は事故を防ぐために、夜光シールなどの発光物質をつける。

雨の降るときはなるべく自転車での通勤を控えたほうがよい。自転車専用道路ではない一般道路の場合、非常に滑りやすく、事故がおきる確率も高い。

最近ような暑い日には十分な水分供給のため、飲み水を用意し、打撲傷などに備えての救急薬も用意する。安全帽、膝や手首のガード、防塵マスクなどを用意するのがよい。

◆アドバイス=ソウル峨山(アサン)病院スポーツ健康医学センターの陳英洙(チン・ヨンス)所長、江東聖心(カンドン・ソンシム)病院リハビリ課のナム・ヒスン教授、ソ・ドンウォン「暮らしやすい世界病院」院長



likeday@donga.com