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大統領府高官「韓国は先進国入りの正念場の入り口にいる」

大統領府高官「韓国は先進国入りの正念場の入り口にいる」

Posted July. 26, 2008 03:30,   

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「韓国は先進国入りの正念場の入り口に立たされています。ところが、すでに過去のものとなったイデオロギーやエゴイズム、感傷的な反米意識に浸りきっており、このまま行けば、韓国は先進国にはなれません」

朴宰完(パク・ジェワン)大統領国政企画首席秘書官は25日、済州西歸浦市(チェジュ・ソギポシ)のロッテホテルで開かれた第33回大韓商工会議所の済州フォーラムで、「新政府の国政哲学や改革課題」というテーマの講演を通じて、「一人当たりの国民所得2万7000˜2万8000ドル台をどう乗り越えるかが、韓国の運命の分かれ道になるだろう」と話したあと、このように述べた。

朴首席秘書官氏は、韓国社会の先進化の足かせとしてイデオロギー化を取り上げ、「一部の自動車労組が米国産牛肉問題のためにストに入るのは、イデオロギーでなければ到底説明がつかない。わが社会には反米がすべての価値より優越だという感傷的な思考や、北朝鮮寄りの情緒がみなぎっている」と指摘した。

さらに、「韓米自由貿易協定(FTA)にはあれほど反対しながら、韓米FTAに劣らぬほど影響の大きい韓−欧州連合(EU)のFTAには関心がないことをどう説明すればよいか」と付け加えた。

ろうそくデモなどと関連して朴首席は、「基礎的な秩序や法治が崩れ、警察や軍人を相当甘く見て「やってみようじゃないか」という風に、政府の行動命令を無視し、集団行動を行う生半可な民主主義も見直されるべきだ」と強調した。

また、「すべてのものより環境が先だという考え方も無視できないレベルだ」とし、「千聖山(チョンソンサン)トンネルの建設工事の際、サンショウウオの保護のための反対で被害が大きかった時は、むしろサンショウウオと言葉でも通じて、交渉を行って彼らを集団移住させたあと、工事後、復帰させる想像すらしたことがある」と話した。

朴首席秘書官は、「機会の平等ではなく結果の平等を重視し、自分より金持ちには納得できない反企業、反金持ちの情緒が強いのも問題だ」と指摘した。



abc@donga.com