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[オピニオン]女性教師=90%、女性検事=51%

[オピニオン]女性教師=90%、女性検事=51%

Posted February. 05, 2009 08:30,   

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学校のホーム・ページで小学生のクラス配分について見ていたある父兄が歓呼の声を上げる。息子の担任を評判上々の男子教師が受け持つことになったためだ。この子は6年生になるまで一度も男性教師の担任ではなかった。母親はすぐに隣人らに電話をかけ、この嬉しいニュースを知らせる。最近、小学校の保護者らの間では、子供が男性の担任に受け持たれるには、先祖3代が功徳を積まなければならないというジョークまで出回っているほどだ。

◆小学校は、女性教師の数が男性教師の数を上回る傾向は依然、緩和される兆しを見せない。09学年度ソウル地域の公立小学校の教師合格者1139人中、女性は90%の1024人だった。女性教師があふれていることを受け、多くの校長らは生徒の生活指導に困難を訴えている。男子生徒の校内での暴力問題の取り扱い、さまざまなイベントの進行、日直には女性教師だけでは、対応が難しいと訴えている。生徒らの性の役割モデルが片方に偏っているのも問題だ。最近、「男子生徒の女性化」現象を男性教師の不足のせいにするほどである。

◆今年、新規採用される検事112人中、女性は51%の58人で、史上初めて半分を超えた。司法試験の合格者のうち、女性の割合が38%にも上る上、司法研究院での女性らの成績が上位圏を占めたことによって、生じた現象である。新規辞令を受けた女性検事の比率は、半分を超え、男性検事らの間では懸念の声が出ている。女性検事は繊細な見方や、きめ細かな仕事振りで実力を発揮できる分野も少なくないが、徹夜勤務が多く、相当厳しい持久戦が求められる特別捜査や公安などの分野では、脆弱になりかねないという主張である。

◆しかし、女性検事の比率は女性教師に比べては依然低く、業務の性格上、男女を区分しなければならない理由はないという主張も説得力を得ている。時には強力犯を体力で制圧しなければならない警察とは異なり、検事の捜査は、基本的に法律知識で武装した「頭の戦い」である。これに比べ、男性教師を増やすべきだという主張は、一段と切実に見られる。本を読んで試験紙に書き上げる能力は、女性の脳構造が男性より有利だという研究結果が多い。このままでは、試験で選抜する座は全て女性が手にしかねない。教師選抜試験に、男性の得意なコンピューター・ゲームやサッカーでも入れなければならないだろうか。

鄭星姫(チョン・ソンヒ)論説委員 shchung@donga.com