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クリーブランドの秋信守、もう「不動の4番打者」

クリーブランドの秋信守、もう「不動の4番打者」

Posted June. 17, 2009 05:56,   

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野球で4番打者が持つ意味は格別だ。野球を素材にした漫画で主人公は、決まって剛球を投げる投手もしくは4番打者だ。国家代表チームを構成する時の最大の関心事は、「誰が4番打者を担当するか」だ。4番打者は解決師としての能力とスターの気質を持ち合わせていなければならない。昨年、北京五輪の際の李承鎏(イ・スンヨプ、33、巨人)が代表的な4番打者の姿だ。洋の東西を問わず、4番打者を眺める視線は似ている。監督の絶対的な信頼がなければ、4番打者の座に立てない。

大リーグの4番打者。そこに韓国の秋信守(チュ・シンス、27、クリーブランド・インディアンス)が居る。彼は今季、ほとんどの試合に先発出場するフルタイムの大リーガーへと浮上した。彼が不動の4番打者になったのは4月末からだ。

秋信守は、昨年は1番を除いては全ての打順を経験した。今年も4月までは2〜6番打線で動いた。当時、クリーブランド・インディアンスのエリック・ウェッジ監督は、秋信守のことを「チームが必要としているところなら、どこへでも入って打てる打者」と褒め称えた。04年からクリーブランド・インディアンスの4番打者を受け持っていたトラビス・ハフナーが怪我で4番から降りると、その座は秋信守のものになった。最近、ハフナーが復帰したが、秋信守は相変わらず不動の4番打者だ。

アジア選手としては日本の新庄剛志(元ニューヨーク・メッツ)と松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキーズ)がビックリーグの4番打者を担ったことがある。しかし、秋信守は攻撃と守備、走塁で猛活躍しながら、チームの絶対的な信頼を得ているという点で違う。

秋信守は16日、ミルウォーキー・ブリュワーズとのホーム試合でも遠慮なくバットを振るった。4番の右翼手として先発出場し、シーズン9号目の本塁打を放つなど、4打数2安打2打点2盗塁と猛活躍した。チームは12対14で逆転負けしたものの、彼の打率は2割9分1厘に跳ね上がった。16日現在、ア・リーグ打率30位、打点18位(40本)、盗塁11位(11個)をマークしている。

秋信守の持ち味は浮き沈みのないプレーだ。彼はスランプが3試合以上続く場合がない。全体162試合のうち40%ぐらいが終わっている現在、今のようなペースを維持したら、20本塁打、100打点は無難に達成できるものと見られる。

ソン・ジェウ「Xports」解説委員は、「フルタイム出場の初年度の今年、秋信守が20本塁打、打率2割8分以上だけを記録しても成功と言える。引き続きこのような活躍を見せてくれると、どこのチームへ行っても歓迎される選手になるだろう」と話した。



hanwshin@donga.com