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「痩せっぽち」の2塁手と「デブ」の3塁手 ポジションと野球選手の体重

「痩せっぽち」の2塁手と「デブ」の3塁手 ポジションと野球選手の体重

Posted July. 01, 2009 03:05,   

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野球場に初めて来たか、野球ルールがよく分からない人だったら、まずは選手らの姿と動作が気になるものだ。選手のユニホームは長袖に長いズボンが基本。素肌が見えるのは顔しかないが、身体にフィットするユニホームのおかげで、たくさんのファンは選手の健康美が楽しめる。特に、ガッチリとした太ももと鍛えられた脚の筋肉には目が行きがちだ。

しかし、野球場ではお腹が突き出ている選手もよく見かける。野球は、「太っていてもやれる数少ないスポーツの一つ」と言われる。勿論、ここにもポジション別の特徴がある。太っていてもかまわないポジションがあれば、「贅肉が即敵」になるポジションもある。

8球団の主力選手のポジション別の身長と体重を比較してみた。対象はオールスター候補で、それぞれの球団が推薦したポジション別の1人ずつ。調査結果、指名打者の平均体重が93.8キロで最も重かった。守備をやらないポジションで力のある選手が多いからだ。

その次は捕手と1塁手だ。両方とも平均体重91.3キロで、重いポジションだとわかった。今年登録している選手の中で最重量の斗山(トゥサン)のチェ・ジュンソク(117キロ)が指名打者の平均を大幅に押し上げたことを勘案すると、捕手と1塁手も指名打者に劣らない巨体の競演場と言える。動きが多くなく、投手や内野手のボールを受けるのが主な役割であることが理由だ。

目を引くのは、ホットコーナーを守る3塁手が捕手や1塁手と同じぐらいに体重が重いということだ。代表的な重量級3塁手のロッテの李大浩(イ・デホ)は100キロ、斗山の金東柱(キム・ドンジュ)は、韓国野球委員会人名辞典に98キロだと登録されているが、これを信じるファンは誰もいない。

同じ内野手だが、2塁手(76.1キロ)、ショート(77.9キロ)は最軽量級のポジションであることが分かった。2塁手とショートは、盗塁のけん制、ダブルプレー、逆モーションなど、速い瞬間に行われる動作を素早くこなさなければならない。結局、スリムで動作の速い選手の舞台になるしかない。両ポジションの平均身長も2塁手178.6センチ、ショート179.6センチと比較的に低い。反面、3塁手は打球は強く飛んでくるが、相対的に速い動作を必要としているわけではない。

許亀淵(ホ・グヨン)MBC解説委員は、「監督が同じ条件なら、速くて守備力の良い選手を3塁手ではなく、2塁手かショートに起用するため、3塁手は力があって、打撃のよい選手へ発展するしかない」と述べた。

外野手の中ではセンターが一番軽い方だ。レフトとライトに比べて行動半径が広いセンターは、守備をする時に一番長い距離を走る。斗山の李鍾旭(イ・ジョンウク、77キロ)とLGの李大炯(イ・デヒョン、78キロ)を思い浮かべると分かりやすい。レフトとライトはホームまでの距離がセンターより長いため、肩の良い選手が重宝される。



hanwshin@donga.com