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李大統領「来年、天皇の訪韓を期待」

Posted September. 16, 2009 04:58,   

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李明博(イ・ミョンバク)大統領は15日、日本の天皇の訪韓問題について、「(両国の)距離を完全に解消する最後の訪問になればいいと期待している。訪韓が来年にも実現すれば、両国に大きな意味を与えるのではないか」と述べた。来年は、日本による韓国併合100年の年で、明仁天皇の訪韓が実現するか注目される。

李大統領は同日、大統領府で開かれた聯合ニュース、日本共同通信との共同インタビューで、「天皇が韓国を訪問すること自体も重要だが、どのような形で訪問するかが大変重要だ。両国関係の距離を完全になくす、終止符を打つという意味がある」として、このように話した。そして、「韓日関係が過去にだけしばられることはできない。(しかし)未来に向かって進まなければならないという意味は、過去の問題がまったくないという意味ではない」と強調した。

李大統領は、政界の一部で提起される改憲問題については、「広範に憲法に手をつけるなら、実現できない。政界で大変慎重に、現実性をもって範囲を狭めて考える必要があるのではないか。行政区域の改編、選挙区制の改編問題で、統治権力、権力構造に対して制限すれば、検討の対象になるだろう」と明らかにした。さらに、李大統領は、選挙制度改編の問題を言及し、「小選挙区制プラス中選挙区制を実施するか、地域別比例代表制にするか、様々な面で政界が検討する必要がある」と提案した。

北朝鮮の核問題について李大統領は、「北朝鮮の核実験以降、米国と日本が中心になって、国連安全保障理事会で強力な制裁措置を行なった。当初予想していたよりも実質的効果が現れ、北朝鮮がかなり困惑しているのが事実だ」と明らかにした。李大統領は、「北朝鮮がそのような危機を感じているため、危機から脱出するために多少、対米、対韓国、対日融和策を取っているが、現在のところ核を放棄するという真摯さと兆しが見えない。北朝鮮は、いまだに経済協力を受けながら、核問題はただ時間を引き延ばして既成事実化しようとするねらいがあるようにみえる」と指摘した。

いっぽう李大統領は、国連主催の気候変動会合や第64回国連総会、第3回G20金融サミットに出席するために、20日から25日まで米国を訪れる。李大統領は、23日の国連総会で、「世界の平和と繁栄に貢献するグローバル・コリアのビジョンと政策」を主題に基調演説を行ない、24、25日にピッツバーグで開催されるG20金融サミットに出席して、世界の景気回復が確実になる時に備えた出口戦略の準備の必要性を強調する予定だ。



yongari@donga.com