Go to contents

鉄条網切断超北事件、師団長ら指揮官5人職務解任

鉄条網切断超北事件、師団長ら指揮官5人職務解任

Posted October. 30, 2009 08:42,   

한국어

軍当局は29日、民間人が江原道高城郡(カンウォンド・コソングン)の最前方の鉄条網を切断して北朝鮮に渡った事件に関連して、第22師団師団長の李某少将をはじめ、配下の連隊長や大隊長、中・小隊長ら指揮官5人を職務解任し、懲戒委員会に付託することを明らかにした。事件当日、前線の警戒勤務にあたっていたパトロール班と勤務兵も懲戒処分にすることにした。

合同参謀本部(合参)と第22師団の調査結果によると、北朝鮮に渡ったカン・ドンリム氏は26日、民間人統制ラインを越えて鉄条網に接近。機会をうかがって27日昼、鉄条網を切断して北朝鮮に渡った。合参の関係者は、「26日午後3時と6時に鉄条網の警備や点検をした時には異常がなかったことが確認された。このような状況から、カン氏が27日昼に鉄条網を切断して北朝鮮に行ったと推定される」と話した。北朝鮮に渡った経路には地雷が埋められていなかった。

警戒勤務者がカン氏を発見できなかったことについては、「曲がった地形のため監視が制限され、警戒兵が鉄条網の前方を主に監視していたので、一部死角地帯が発生した」と説明した。軍当局は事件当日、鉄条網の監視に問題があったと見て、調査を行っている。

金泰栄(キム・テヨン)国防部長官は同日、国会国防委員会で「今回の事件について、国民に申し訳ない。事件の原因を徹底的に究明し、警戒態勢を診断して徹底した補完対策を講じる」と明らかにした。



ysh1005@donga.com