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10年後の韓国、マイナス人口時代へ

Posted May. 21, 2010 07:23,   

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韓国が、20年から「マイナス人口」時代に突入するという見通しが出た。20日、経済協力開発機構(OECD)によると、韓国の20年人口増加率がー0.02%で、韓国戦争後1954年以来、67年ぶりに初めて減少に転じるものと予想される。

韓国の人口増加率は、1970年2.21%まで上がったが、1980年1.57%、1990年0.99%、00年0.84%、05年0.21%と低下し続けた。今年の人口増加率は0.26%で、やや上昇したが、15年には人口増加率が0.1%となり、事実上人口の増加が止まるとOECDは予想した。韓国の人口増加率は、25年と30年にはそれぞれー0.12%とー0.25%まで減少するなど、人口減少に拍車がかかる見通しだ。

OECDは、韓国がマイナス人口時代を迎えることになる20年には、主要20カ国(G20)のうち、韓国を含むロシア(−0.62%)日本(−0.49%)ドイツ(−0.09%)イタリア(−0.08%)の5カ国が、人口減少国と分類されると予想した。韓国は、30年にはG20のうち、イタリア(−0.15%)を抜き、4番目に人口減少が深刻な国になる。

漢陽(ハニャン)大学の金斗燮(キム・ドゥプ)社会学部教授は、「OECDの見通しは、今のような少子化が続く『最悪の状況』を想定したものだ。今からでも、有効な対策を講じれば、結果は変わってくる可能性があるだけに、政府レベルの政策づくりが欠かせない」と述べた。政府は、第2回少子高齢化社会基本計画を早ければ、8、9月ころに発表する方策を検討している。



turtle@donga.com