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スウェーデン「天安艦の科学的結論を確信」

スウェーデン「天安艦の科学的結論を確信」

Posted June. 22, 2010 07:27,   

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14日、ニューヨーク国連本部で、安全保障理事会理事国に対して開かれた軍民合同調査団の海軍哨戒艇「天安(チョンアン)」沈没事件の説明会では、合同調査団に参加したスウェーデンの専門家が、断固たる態度で「北朝鮮の犯行」を主張し、韓国に好意的なムードづくりをしたという。

21日、韓国軍当局によると、安保理説明会でスウェーデン代表は、「調査過程に言葉の問題はあったが、科学的な結論という点にはまったく疑問がない」と明らかにした。「言葉の問題」とは、韓国の専門家と専門的な内容を英語でコミュニケーションするのに多少不便があり、別の参加国(米国、英国、オーストラリア、カナダ)がいずれも英語圏であることを意識した発言とみえる。

軍関係者は、「驚いたのは、スウェーデンの返答態度だった。4、5月の合同調査団の調査当時とは大いに違った」と伝えた。スウェーデン代表団は、合同調査団で活動し、調査結果に同意して署名もしたが、「北朝鮮の犯行」という判断には別の外国専門家より消極的だった。

軍関係者は、「5月20日の発表から1ヵ月の間で、スウェーデン政府が北朝鮮の犯行という点を確信するようになったことがうかがえる」と話した。

安保理説明会で、日本、英国、オーストリアは、「包括的かつ徹底した調査」として調査方法論を高く評価し、米国、フランス、トルコはさらに「強力な北朝鮮への糾弾が必要だ」と指摘したという。当初、同説明会は、「北朝鮮の犯行を指摘するなど、いかなる意見も表明しない」と事前に合意した席だった。このため、米国、フランス、トルコの北朝鮮糾弾発言に、ロシアと中国は議事進行発言を通じて問題を提起したという。

合同調査団は、安保理会議場での説明を終え、7分間の天安艦調査のビデオを上映した。当初、この映像は音楽入りで制作されたが、軍当局は、ニューヨークに到着した後、内部会議で「ドライにいこう」と方針を立て、音楽を削除したという。また、軍は、決定的な証拠である「魚雷の残骸」を安保理で提示する案を一時検討したが、証拠物の破損を憂慮して、実行に移さなかった。

合同調査団の説明会に続き、北朝鮮の申善虎(シン・ソンホ)国連大使が安保理に説明する時は、北朝鮮には味方がいなかったという。申大使が執拗に「韓国の捏造」を強調すると、米国のライス国連大使は、「(北朝鮮が保有する)魚雷の実物を見せれば解決するのではないか」と質問した。これに対して申大使は、「私は魚雷の専門家ではなく、そのような質問に答える立場にない。したがって、より一層、調査団の調査結果の検証が重要だ」と的外れな回答をした。



srkim@donga.com