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修正案が常任委員会で否決 世宗市問題が新局面に

修正案が常任委員会で否決 世宗市問題が新局面に

Posted June. 23, 2010 03:06,   

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世宗(セジョン)市修正法案が22日、国会国土海洋委員会で否決された。しかし、与党ハンナラ党は、野党の反対にもかかわらず、同法案を本会議に上程して採決する方針を固めた。世宗市修正法案をめぐる政治攻防が終盤に新たな局面に突入したのだ。

ハンナラ党は同日、院内対策会議で、常任委で否決された世宗市修正法案を本会議に付議することを決めた。国会法83条によると、常任委で法案が否決されても、7日以内に議員30人以上の要求がある場合、法案を本会議に付議できる。このため、世宗市修正法案は、28日に開かれる本会議にかけられるものとみえる。

野党民主党は、「世宗市修正案の本会議への上程は最も悪いシナリオだ」とし、本会議への上程を阻止することを明らかにした。趙泳澤(チョ・ヨンテク)院内報道官は、「修正案の本会議への上程を阻止するために、あらゆる手段を動員する。物理的阻止も一つの方法になり得る」と強調した。ハンナラ党の親朴(親朴槿恵)系議員や自由先進党も、本会議の上程に反対している。

世宗市修正案が本会議にかけられても、本会議の採決のための法案上程手続きをめぐって、与野党は鋭く対立している。ハンナラ党は、「本会議への付議と同時に法案が上程される」と見ているが、民主党は、「本会議に付議されても、別途の上程手続きが必要だ」と反論している。

野党と親朴系議員が本会議の採決阻止に出る場合、28、29日の本会議で正常な採決が行なわれるか不透明な状態だ。本会議の採決が実現したとしても、親李系など、世宗市修正法案に賛成する議員が在籍過半数に至らない120人内外にとどまるため、否決の可能性が高い。

修正案が本会議にかけられる場合、これを採決に付すかどうかについて、朴熺太(パク・ヒテ)国会議長は、「国会法に則る」という原則的な言及だけを明らかにした状態だ。もし、朴議長が本会議に付議された世宗市修正法案を28、29日に本会議に上程しない場合、本会議の採決は次の会期に送られることになる。

同日、国土海洋委員会全体会議は、世宗市修正関連4法案を採決に付し、すべて否決した。世宗市修正案が含まれる幸福都市建設特別法全部改正案は、賛成12、反対18、棄権1で、その他の付随3法案は、反対29、棄権2人で否決処理された。否決された法案は、△新行政首都後続対策のための燕岐(ヨンギ)—公州(コンジュ)地域行政中心複合都市建設のための特別法全部改正案、△公共機関地方移転にともなう革新都市建設および支援に関する特別法一部改正案、△産業立地および開発に関する法律一部改正案、△企業都市開発特別法一部改正案だ。

朴先圭(パク・ソンギュ)大統領府報道官は、「すべて国会に渡った状況だ。すべての国会議員が最後まで歴史的責任意識を持って、いい結果を出すことを望む」と述べ、修正法案の本会議付議への期待を示唆した。



dnsp@donga.com polaris@donga.com