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韓国を翻弄したバルセロナ、大金稼いだが韓国ファン失う「オウンゴール」

韓国を翻弄したバルセロナ、大金稼いだが韓国ファン失う「オウンゴール」

Posted August. 05, 2010 08:28,   

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スペイン・プロサッカー1部リーグの名門FCバルセロナにKリーグはもちろん、国内のサッカーファンが翻弄された。

韓国プロサッカー連盟は、スペインとの国交正常化60周年を記念し、4日、Kリーグオールスターチームと親善試合を行った。試合は成功裏に行われたかも知れないが、その過程はそうでなかった。最初からバルセロナにとって、国内のサッカーファンは眼中になかった。

当初、バルセロナはシャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタらスペイン代表チームはもちろん、リオネル・メッシ(アルゼンチン)など世界的なスター選手と一緒に訪韓することを約束していた。発表後、しばらくしてスペイン・マスコミからスペイン代表チームが休息を理由に訪韓しないという記事が出た。結局、スペイン代表チームが抜けたまま、バルセロナは韓国入りした。

バルセロナの「逆走行ドリブル」はここで止まらなかった。試合を翌日に控えた3日、バルセロナのジョゼップ・グアルディオラ監督が、「メッシは出場しない」と爆弾発言をした。スペイン代表メンバーが抜けたところにメッシまで欠場すると、大会はその意味を失ってしまう。

早速同日の夜、連盟と主催社のスポーツエ&ストーリーがグアルディオラ監督の発言に抗議したところ、理事陣からは「選手の出場は監督の権限」という返答が返ってきた。チョン代表がバルセロナを非難する記事を見せると、状況が分かったらしく、グアルディオラ監督と面談を行った。結局、メッシはもちろん、主力選手のほとんどが試合に出場すると約束した。

今回の親善試合のため、主催側は約35億ウォンに上る大金を支払った。スペイン代表メンバーはもちろん、メッシらスター選手を出場させるという拘束条項があった。しかし、バルセロナには全く通用しなかった。チョン代表は「バルセロナは違約金を払ってでも自分たちの思い通りにやりたがっていた。態度と言葉が何度も変わって、我々も困っている」と困惑した。

結局、メッシは出場したが、それまでのバルセロナの無礼さに国内サッカーファンは失望を隠さなかった。最高11万ウォンのチケットを4万3000人が購入した。しかし、メッシの欠場ニュースが伝わると、多くのファンが払い戻しを求めた。国内のサッカーファンはインターネットで「韓国のサッカーファンはカモか」「無礼なバルセロナ」と徹夜で批判を浴びせた。主催側の不手際な対応もまな板に載せられた。

バルセロナはシーズンを控えてマーケティングとファンサービスのレベルで韓国を訪問した。巨額のギャランティーはもちろん、様々なイベントとプロモーションを通じて数十億ウォンを稼いだ。しかし、多くの韓国ファンを失ってしまった。「オウンゴール」を記録したわけだ。



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