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江南の月200万ウォンの英語塾、受講生に腐った給食提供

江南の月200万ウォンの英語塾、受講生に腐った給食提供

Posted December. 17, 2010 11:53,   

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ソウル江南(カンナム)地域の有名英語塾で、賞味期限が最高2年も過ぎた不良食材で昼食を作り、子供の受講生に食べさせてきたことがあきらかになった。保護者は、数ヵ月間子供たちが腹痛を訴えてきたと主張し、当局が詳しい調査を行っている。

ソウル瑞草区(ソチョグ)は、幼稚園クラスや小学生クラス(4〜7歳)で運営される管内のE英語塾の院生数十人が腹痛を起こしているという通報が寄せられ、現場での調査を行った後、15日から給食施設の運営を中止させたと、16日明らかにした。瑞草区は、現場での確認の結果、冷蔵庫からカレーや揚げ物の衣の粉など、最高2年も賞味期限が過ぎた食材十数種類を見つけ、全量を回収・廃棄した。また、症状を訴えた院生33人の検体を採取し、保健環境研究院に対し、疫学調査を依頼した。

区の関係者は、「保護者らは、6ヵ月前から子供たちが塾から帰ってきては、おなかが痛いと訴えたと主張した」と言い、「まだ、食中毒の症状を見せる子供はいないが、正確な原因を究明する計画だ」と話した。

この塾は、江南だけでなく、首都圏の主要都市にも進出しているチェーン形態の英語塾で、保護者から好評を受けている。今回問題となった瑞草区管内の塾は、全体受講生が260人余り。幼稚部の全日クラスに通っている60人余りのうち、半分ぐらいが腹痛を訴えている。調理室は、講義室を不法改造して使い、別途の食堂はなく、調理室で作った食べ物を講義室に持ち込み、ご飯を食べさせていたことが、調査の結果分かった。同塾は、授業の場面を保護者がインターネットで見ることができるとPRしたが、賞味期限の過ぎた食材は死角だった。

江南教育支援庁は、調理室の不法改造が確認されたことを受け、45日間の営業停止措置を下した。

瑞草区は、賞味期限が過ぎた食べ物が発見された上、50人以上に対し常時給食を提供するためには、管轄区役所に届け出なければならない規定に反したことなどを根拠に、罰金を課す予定だ。同規定の違反による罰金は100万ウォンだ。瑞草区は、罰金のほか、疫学調査の結果、食中毒菌が見つかれば、食品衛生法違反の容疑で、告発する方針だ。

一人の保護者は、「数ヵ月間、塾から戻ってはお腹が痛いといわれ、英語のストレスのせいだとばかり思って、叱ったのに、不良食材のためだなんて、口惜しいばかりだ」と言い、「高い授業料を受け取っていながら、ありえないことだ」と憤りを露わにした。

この塾に通うためには、最初の月は授業料や教材、制服などを合わせ、計200万ウォン余りを払わなければならないという。塾の関係者は、「賞味期限が過ぎた食材が出たのは事実だが、食中毒などの深刻な状況ではない」と言い、「正確な原因を調べている」と話した。



argus@donga.com