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狙ったのは特使側近のノートPC、ホテル階段で発覚されてすぐ返却

狙ったのは特使側近のノートPC、ホテル階段で発覚されてすぐ返却

Posted February. 22, 2011 09:10,   

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16日午前9時20分、ソウル中区小公洞(チュンク・ソゴンドン)のロッテホテル新館1961号室に、スーツ姿の男性2人、女性1人が現れた。3人は直ちに、廊下の中央付近にあるアークマート補佐官(40)が宿泊する部屋を狙った。アークマート補佐官は、インドネシア特使団長を務めるハッタ経済調整相の側近だ。

警察は、鍵のかかった部屋のドアがどのようにして開いたのか、まだ分かっていない。午前10時、李明博(イ・ミョンバク)大統領との会談前に、しばらく席を外した特使団の部屋に侵入した3人は、部屋に入ってすぐ、部屋にあったノートパソコン2台に目をつけた。

出発前に、客室に戻ってきたアークマート補佐官がこの光景を目撃すると、3人はノートパソコン1台を持って出て行った。アークマート補佐官が、この事実をホテルの職員に伝えて抗議。ホテル職員が、職員用の内部階段にいた彼らに声をかけると、彼らはアークマート補佐官にノートパソコンを渡してエレベーターに乗って姿を消した。警察の発表どおりなら、ノートブックを持って隠れていた約2分間を含め、彼らが19階の防犯カメラに映った時間は6分程度だ。

この事件は、13時間が経過した午後11時15分、ソウル南大門(ナムデムン)警察署の太平路(テピョンノ)地区隊に通報された。警察は現場に出動し、問題のノートパソコン2台を受け取り、指紋の採取や現場調査を行った。警察は、事件発生から通報が遅れた経緯については、分からないという。

事件発生翌日の17日午前3時40分頃、ある国家情報院の関係者がソウル南大門署を訪れた。同関係者は、事件現場に出動した南大門署強力1チーム長、状況チーム長に会い、インドネシア側の最初の通報内容や捜査の状況を尋ね、厳重な警備を要請した。同関係者の職責や管轄地がどこなのかも分かっていない。17日午後、特使団側は、「ノートパソコン内のいかなる情報にも、韓国側の接近を望まない」として捜査を拒否し、「何の異議申し立てもしない」という確認書を書いて18日出国した。



jks@donga.com