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フィリピン、ハワイ、チリまで…太平洋沿岸諸国にも津波警報

フィリピン、ハワイ、チリまで…太平洋沿岸諸国にも津波警報

Posted March. 12, 2011 05:54,   

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11日午後2時46分ごろ、日本東北地方でマグニチュード8.8規模の大地震が発生した。日本で地震を観測して以来最大規模であり、1995年に6000人あまりが犠牲となって阪神神戸大震災(M7.3)の180倍の威力だ。日本気象庁は同日午後7時現在、北海道から沖縄にかけての太平洋沿岸地域に対して大津波警報を出した。

今回の大地震は、太平洋沿岸諸国全体を脅かしている。太平洋津波警報センターは同日、日本やフィリピン、ニュージーランド、グアム、パプアニューギニアに続き、チリやペルーなどの南米諸国に至るまで、20以上の国と地域へと津波警報の対象を拡大した。アラスカ津波警報センターは、米国やカナダ、メキシコ西海岸の都市に対しても警報を発令した。ロシアは、千島列島の海岸都市や4つの島に対し津波警報を発令し、住民1万1000人余りを、安全な地帯に避難させた。ハワイ・ホノルル非常管理部も同日、現地時間で午後10時ごろ、警報を発令し、海岸地域全体に対し、避難指示を出した。

日本気象庁によると、震源は、宮城県仙台東沖合い130キロ、福島県東北東178キロ地点の海底24.4キロから発生した。震源から近い宮城や福島、岩手県などの東北地方は、地震の影響による津波で海水が逆流し建物が崩壊するなど大きな被害を受けた。同日午後10時現在、茨城県高萩地域では、家屋の屋根が崩壊し60歳以上と見られる女性1人が死亡するなど60人が死亡し、56人が行方不明となった。しかし、まだ被害の全容が把握ができていない上、高さ10メートルを超える第2、第3波の大型津波が押し寄せるものと見られ、被害規模は急激に膨らむ見通しだ。日本国内の韓国人の被害状況はまだ報告されていない。

東京などの関東地方でも震度6の大地震が発生し、高層ビルが30分以上激しく揺れた。東京でもいたるところのビルから、黒い煙が上がり、日本の象徴である東京タワーの送信塔も曲がってしまった。東京周辺の千葉県市原市では、コスモ石油の高圧ガスプラントが相次いで爆発した。同日午後6時現在、東北地方行きの新幹線など、全ての列車の運行が中止され、成田や羽田、茨城空港も全て閉鎖された。また、地震の影響を受け、モバイル通信サービスも円滑ではない。

日本政府は、被害地域に対し、人命救助や被害復旧に向け、軍用機や艦艇などの自衛隊を急派した。



changkim@donga.com