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現代キャピタル、さらなる顧客情報漏れを確認

現代キャピタル、さらなる顧客情報漏れを確認

Posted April. 11, 2011 09:16,   

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現代(ヒョンデ)キャピタルの顧客42万人の個人情報がハッキングされたのに続き、1万3000人余りの信用情報も漏れたことが確認された。顧客の姓名、住民登録番号、メールアドレス、携帯電話番号などが流出したと8日発表してから、更なる被害を確認したわけだ。しかし、顧客の銀行の口座番号など、他の情報の漏洩可能性も排除できず、波紋はさらに広がると見られる。

現代キャピタルは10日記者懇談会を開き、「約42万人の顧客情報がハッキングされたほか、約1万3000人の顧客の『プライムローンパス』の商品番号と暗証番号もハッキングの被害にあった可能性がある」と発表した。最大限度額が3000万ウォンの貸出商品「プライムローンパス」には、現在約40万人が加入している。今回の情報漏洩事故で、顧客は自分の信用情報を使ってハッカーが違法に融資を受けることはないか、不安に思っている。これについて現代キャピタルは「プライムローンパスは携帯での通話を通じて、顧客本人が要請したか確認できなければ、融資できないシステムとなっている」と違法融資の可能性を否定した。

現代キャピタルは、顧客に対して電子メールを発送し、ハッキングの事実を知らせ、パスカードの再発行を求めている。そして11日からは郵便発送と電話を通じて、告知する計画だ。パスカードの番号と暗証番号さえ分かれば、融資を受けることのできる自動音声応答システムは中止した。個人が持っているデジタル証明書が無ければ取引できないネット貸出と、携帯電話による通話で本人確認が必要な相談員貸出は可能。

顧客らは、口座番号の流出も憂慮している。さらに系列会社である現代カードの顧客情報が漏洩しているかどうかにも関心が集まっている。現代キャピタル側は、現代カードと現代キャピタルは別のサーバーを使っているため、現代カードの顧客情報は流出していないと明らかにした。同社は、更なるハッキングの試みや金融事故を防ぐため、顧客のネットアクセスの情報を削除するなど、セキュリティのレベルを強化した。

更なるハッキングの被害が明らかになり、現代キャピタルの顧客情報の管理が不十分との批判の声が高まっている。特に、ハッキングが始まったのは2月からで、2ヵ月間も顧客情報の漏洩に気づいていなかったのは、セキュリティシステムに深刻な問題があったことを裏付けると指摘できる。現代キャピタルのチョン・テヨン社長は、「今回の事態について、顧客の皆様に深くお詫び申し上げます。今後責任を取るべきことについては、しっかり取っていきたいと思います」と述べた。



achim@donga.com realist@donga.com