Go to contents

削除命令出したノートパソコン、農協の外部に数回持ち出された

削除命令出したノートパソコン、農協の外部に数回持ち出された

Posted April. 20, 2011 09:19,   

한국어

農協電算網停止事件を捜査している検察が、メインサーバーへに侵入に使われた協力会社の職員であるハン某氏のノートパソコンが数回にわたって電算センターの外部に搬出されていることを確認した模様だ。ソウル中央地検・先端犯罪捜査2部(金栄大部長)は、問題のノートパソコンに残っていた作業記録と電算センターに設置された防犯カメラ映像を分析した結果、このような事実を突き止めた

検察によると、ハン氏は数回にわたって問題のノートパソコンを持って電算センターを出入りしたが、とくに止められなかった。また、問題のノートパソコンは、特別なロックが設定されていなく、プログラムの設置・削除などにも制約がほとんどなかった。

ノートパソコンが外部に搬出されたことが確認されたことで、検察は当初「最高接近権限」(Super Root)を持つ農協や韓国IBMの職員5人の中に有力な容疑者がいる可能性があると見ていたこれまでの態度から一歩下がった。検察の関係者は、「これまで明るみに出た(サーバー攻撃)プログラムの形跡だけでも、少なくとも1ヵ月以上を準備してきた犯行と見られる」と話した。

しかし捜査チームは、依然として内部関係者による単独犯行の可能性と、外部のハッカーとの共謀による犯行である可能性も排除していない。このため、最高接近権限を持つ電算センターの関係者2、3人に対して、金融取引内容の確認を進めている。

農協も同日、「(攻撃プログラムの)技術的命令語の組合せからすると、(オペレーターが)システムのセキュリティ室の中に入らないと不可能だ」として、内部関係者が事件に直接・間接的に関わっている可能性が高いとの見方を示した。



jks@donga.com achim@donga.com