韓国、北朝鮮、中国、日本の歴史関連団体が日本の教科書歪曲や略奪文化財問題に共同で対応することで一致した。
韓国、北朝鮮、中国など8ヵ国が参加する「日本の過去清算を要求する国際連帯協議会」と中国の中国細菌戦被害者連合会は13日、中国北京の中国社会科学院・近代史研究所で「日本の過去清算と教科書・文化財問題」をテーマにワークショップを兼ねた国際セミナーを開き、日本の過去史問題に共同で対応することを決議した。
03年に結成された同協議会は、韓国、北朝鮮、中国、日本、米国、台湾、フィリピン、オランダの8ヵ国に委員会を置いて日本の過去史問題や太平洋戦争補償問題に共同で対応している民間の国際団体。
同日のセミナーには、韓国のイ・シンチョル同協議会韓国委員会運営委員長、ナム・サング東北亜歴史財団研究委員、北朝鮮の朝鮮日本軍慰安婦・強制連行被害者問題対策委員会のファン・ホナム副委員、中国の中国社会科学院・近代史研究所、日本の戦後補償ネットワーク事務局の関係者ら19人が参加した。
イ・シンチョル委員長は、「日本の過去清算なくして東アジアの平和は望めないという認識のもと、4ヵ国の(歴史問題を取り組む)団体が集まって日本の過去史問題と略奪文化財の返還問題に共同で取り組むことにしたものだ」と話した。
北朝鮮のファン副委員長は、「被害者である北と南、中国が日本の良心的勢力と力を合わせて日本帝国主義による過去の罪業の一つひとつを明かし、謝罪と賠償を取り付けなければならない」と語った。
同協議会は、セミナーに続いて、14日には各国の運営委員長らによる会議を開き、教科書歪曲と略奪文化財の返還に関する具体的な行動計画をまとめることにした。
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