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女子生徒のスカートの間仕切り

Posted June. 15, 2011 03:05,   

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日本の女子生徒らがわれ先に、丈の短い制服スカートをはき始めたのは、1990年代の「高ギャル」世代からだ。高は高校生を略語で、ギャルは英語のgal(girl)の日本式発音で、高ギャルは女子高校生という意味だ。概ね1980年代前半に生まれ、豊かさの中で19990年代に中学高校に通った女子生徒を意味する。当時、沖縄出身の安室奈美恵から大きな影響を受けた彼女らの制服スタイルは、ミニスカートやルーズソックス(loose socks=だぶつく長い靴下)が特徴だった。援助交際を社会問題化した世代だ。

◆高ギャルの制服ファッションは、韓国にも流れ込んだ。00年代初頭だけでも一部の女子生徒の間に限られたこのファッションが、この10年間で徐々に人気を得て、今は韓国でも流行っている。ただ、ルーズソックスは、韓国では一時の人気に終わった。日本女子生徒の制服であるセーラー服は、長い靴下が基本だ。スカートの丈が短くなり、より多く露出する足を強調しようと、ルーズソックスを履きはじめたが、ルーズソックスの流行は日本でも、00年代に入り、消えている。

◆韓国での女子生徒のスカートの丈の長さがこの10年間で、平均10‾15センチほど短くなったという話も聞こえてくる。日本では地方別に女子生徒制服の平均スカート丈の長さを調査した結果、新潟が最も短かった。新潟地域の教師や保護者会は09年、女子生徒のスカートの丈を長くするためのキャンペーンとして、「やる気さえあれば、勉強もスカートも伸ばすことができる」というポスターを制作した。日本朝日新聞は2月、福島の女子生徒らが寒い冬場、毛布でスカートを巻いて歩きながらも、ミニスカートに拘っているという内容の記事を報じた。

◆女子生徒のスカートの丈の長さを規制することにも限界があるようだ。女子生徒らは何気なく短いスカートを流行かのようにはいているが、決まりが悪いのは教師のほうだ。江原(カンウォン)教育庁が今年4月、8億2000万ウォンをつぎ込んで、女子生徒らの机にスカートの間仕切りを設置することにした。英BBCは当時、このニュースを話題記事として報じた。女子生徒らが学校では丈の長いスカートを履き、学校外では腰で短く巻き上げるのがはやり続けていたなら、間仕切りなど要らなかっただろう。日本では女子生徒の政府もズボンに入れ替えるべきだという提案も出ている。

宋平仁(ソン・ピョンイン)論説委員 pisong@donga.com