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海兵隊の精神・性格異常者、訓練所長が最終判定

海兵隊の精神・性格異常者、訓練所長が最終判定

Posted July. 11, 2011 02:59,   

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今後、海兵隊入営者の中で精神的、性格的に問題が発見された人は、海兵隊訓練所長(教育訓練団長)が服務に不適格かどうかを最終判定することになる。

10日、軍当局によると、海兵隊は今後、海兵隊訓練所長が兵務庁の性格検査の結果と精神科軍医官の診断結果を基に、該当兵士の服務不適格判定を最終決定することを決めた。

このため、訓練期間8週間のうち4週目にすべての入営者を対象に服務に不適格かどうかを再判定する方針だ。小隊長の観察結果や同僚の非公開質疑などによって、訓練過程で性格と行動に問題が発見された兵士を選び出すということだ。

この過程で、精神科軍医官の診断結果は、服務不適格判定のための参考資料として活用する考えだ。最近、銃乱射事件が発生するまでは、精神科軍医官の診断結果が服務不適格判定の絶対的基準だったが、不適格者を選び出す役割を十分に担っていなかった判断したためだ。

軍筋は、「これまで、訓練所入営者のうち兵務庁の性格検査で異常所見が発見されたとしても、精神科軍医官が問題ないと診断し、大半が一線の部隊に配置された」とし、「このようなお粗末な手続きが、精神・性格欠陥者を部隊に流入させ、銃乱射事件が起きた主要因となった」と説明した。各期に海兵隊訓練所に入ってくる約600人のうち、少なくとも30人から40人、多い場合は60人ほどが、兵務庁の性格検査で「問題がある」という判定を受けたことが分かった。

一方、海兵隊司令部は、銃乱射事件の指揮責任を問い、事故部隊の連隊長であるミン大佐と大隊長のハン中佐を職務解任することを明らかにした。事件を起こした金上等兵(19)とチョン二等兵(20)は拘束され、軍捜査当局の取り調べを受けている。

また軍当局は、銃乱射事件が発生した海兵部隊で実際にいじめが確認されたことを明らかにした。軍関係者は「兵士3、4人が新兵に暴行やいじめなどの行為をした事実を確認し、調べている」とし、「結果次第で、彼らを処罰することも検討している」と話した。

金寛鎮(キム・グァンジン)国防部長官は9日、全軍の准将以上の指揮官に8月末までに所属部隊の不条理の実態と対策を診断して各軍本部に報告するよう緊急指示を下した。



ysh1005@donga.com