Go to contents

大会史上初の選手村を公開、「韓国的な美」と利便性では「世界新」 大邱世界陸上選手権

大会史上初の選手村を公開、「韓国的な美」と利便性では「世界新」 大邱世界陸上選手権

Posted August. 06, 2011 06:49,   

한국어

2011大邱(テグ)世界陸上選手権大会の選手村が5日公開された。歴代大会の中で初めて公開される選手村は、「韓国の美しさ」をよく表現し、「選手利便性の極大」という機能まで備えたと評価された。

●ホテル並みの施設

大邱東区栗下洞(トング・ユルハドン)栗下2宅地開発地区にマンション9棟528軒(2032室)規模の選手村周辺の環境は、言葉通り「最高」といってもよさそうだ。団地の南側へ約100メートルぐらい歩いていくと、琴湖(クムホ)江が流れる。槍投げと砲丸投げ競技の練習場を備えた大規模公園には、数百本の木々や花が植えられている。参加選手らはここで体調のコントロールはもちろん、自然の中で余暇を満喫することができる。

団地内にある「チャンピオンズプラザ」と栗下小学校に位置した運営本部の「サルビセンター」には健康や慰楽関連施設が20あまりある。団地の地下1階には、1500人が一緒に食事できるバイキングレストランがある。ここでは韓国料理、中国料理、日本料理、西洋料理、イスラム料理の5種類の食事が提供される。また、トレーニング室、銀行、郵便局、クリーニング屋、理髪店・美容院など、選手らが試合の後、気楽に使える施設も入っている。サルビセンターにもゲーム場、ビリヤード場、ネットカフェ、祈祷室などが設けられた。大会組織委のキム・ヨンス選手村部長は、「美しい景色が屏風のように広がり、生活に必要な全ての施設が入った歴代最高の選手村になるだろう」と自信を示した。

●世界新記録達成のための土台

選手村では「韓国の伝統文化」を随所で堪能できる。伝統の窓格子の文様が刻まれたボジャギ(日本の風呂敷)を活用したテーブルクロースは視線を引く。前後に緑色とピンク色が施されたテーブルクロースは選手らが帰国時に持って帰ることができる。居間には伝統の陶磁器の造形物も設置された。マンション内部のインテリアを受け持った韓服(ハンボク)デザイナーのイ・ヒョジェさんは、「ボジャギを活用した髪結び、スカーフ作りなどを選手らに教えて、韓国文化を感じてもらう計画だ」と話した。

選手らはマンションの大きさ次第で5〜8人が一室で泊まるようになる。大会組織委員会は、言葉や大陸が同じ国を同じ棟に入らせる予定だ。特に国同士の友情が深く、選手同士の付き合いがある国の要請がある場合、同じ宿舎を使うようにすることにした。選手村では大会期間中に207の地域や国から3500人の選手が暮らすことになる。

選手村と大会場所の大邱スタジアム間の移動時間は車で5分ぐらいだ。選手らは移動疲労感無しに体調をコントロールできる。世界新記録がたくさん出ると予想される理由だ。申一熙(シン・イルヒ)選手村長(啓明大学総長)は、「選手村で居心地のよい生活を楽しんだ選手らが大会で良い結果を得てほしい」と話した。選手村は大会が終わると修理を経て、分譲用マンションに活用される。入居予定時期は来年2月だ。



jang@donga.com