Go to contents

経営悪化大学、年末に選定 大学の構造改革本格化

経営悪化大学、年末に選定 大学の構造改革本格化

Posted September. 06, 2011 08:04,   

한국어

教育科学技術部(教科部)が政府の財政支援や学資金融資の支援が制限される大学を選定すれば、大学の構造改革も本格的に進められそうだ。

昨年にも「学資金融資制限大学」を23校発表したが、試験的な性格が強かった。今年からは、授業料5割下げを巡る論争を契機に、大学構造改革委員会の主導で構造改革と本格的に連携するという点で経営が悪化している大学が整理・淘汰される可能性が高くなった。

●「学資金融資制限大学」が最有力対象

政府は学資金融資制限大学を選定する前に評価で下位15%に入った大学を「財政支援制限大学」に選んだ。大学の構造改革が、①財政支援制限大学の選定→②学資金融資制限大学の選定→③経営悪化大学の選定——の3段階で進められるという。

教科部の関係者は「評価の結果、ポイントが低い大学に対しては自主的に改善を進める機会を与えるため、財政支援制限大学を別途選定した」と明らかにした。

学資金融資制限大学は、実際廃校にも繋がりかねない「経営放漫大学」の有力な候補になる。大学構造改革委員会の洪承湧(ホン・スンヨン)委員長は「17校は、大半が経営悪化大学の対象になる。一番経営悪化大学に接近しているのだ」と話した。

大学構造改革委員会は9月から11月まで、17校に対する実態調査を行い、年末に経営悪化大学を選定する方針だ。昨年に続いて今年も学資金融資制限大学に選ばれた7校は、経営悪化大学に選定される可能性が高い。

これらの大学は、集中的なコンサルタントの結果を受けて、学科を統廃合するなど自助努力を行うことになる。構造改革が不十分な大学は集中監査を通じて、整理・淘汰させる方針だ。

●下位15%の大学、政府の財政支援ストップ

財政支援制限大学に選ばれた43校が昨年政府から受け取った支援金は1300億ウォンに上る。だが、来年からは教育能力強化事業、父兄教育の先進化先導大学(ACE)支援事業への申請が認められなくなる。

新入生のための登録金緩和関連予算ももらえなくなる。洪委員長は「来年に1兆5000億ウォンから2兆ウォンの予算を投入する予定だが、財政支援制限大学はここからも除外される」と述べた。

しかし教科部は在学生が被害を受けないよう、一般大学のように登録金緩和の恩恵がもらえるよう調整する計画だ。

学資金融資が制限される17校は財政支援を受けられないのはもちろん、新入生の学資金融資にも制限を受ける。学生の志願率を下げて大学自ら構造改革を行う効果を狙った措置だ。

国立大学の構造改革も引き続き進められる。教科部は、国立大学38校を別途評価し、6校を特別管理対象に選定することにした。

●随時募集控えた大学に戸惑い

全羅北道(チョルラブクド)の代表的な私立大学である円光(ウォングァン)大学は、学資金融資制限大学に含まれたことが知られると、戸惑いを隠せないでいる。同大学は8項目の指標の中で、就職率と教員確保率で低い評価を受けた模様だ。

金珍炳(キム・ジンビョン)企画調整処長は「客観的な指標をもとに出た結果だけに弁明の余地はないが、うちの大学の定員の大きな割合を占める医学部が就職率の集計から除外されるなど、不利な部分があった」とし「随時募集を控えて、こんな結果が発表されたのは残念だ」と話した。

金処長は、また「大学の雰囲気を一新するため、上半期に経営コンサルタントを実施したし、来年からは入学定員枠の縮小など大々的な刷新に取り組むだろう」と話した。

ソウルの私立大学のうち唯一財政支援中止大学に含まれた祥明(サンミョン)大学は、「教科部の選定指標が不合理だ」と反発した。同大学のクォン・チャンホ広報処長は「うちの大学はソウルと天安の二つのキャンパスを、明確に異なる学校として維持しているにも関わらず、今回の評価では両キャンパスを統合した指標が使われた」と言い、「キャンパスを分離すれば、うちの大学は両方とも対象に含まれなかったはずだ」と語気を強めた。

2年連続で学資金融資制限大学に選定され、事実上整理・淘汰の対象に目されている大学は自暴自棄になっている。碧城(ピョクソン)大学のある教授は、「昨年以降、大きく変わったことがなかったので、選定を免れるのは無理だろうと考えていた。学校法人が構造改革を強力に推進してでも、変わろうとする意志を示さなければならないのだが、うまく行くのか心配だ」と話した。



baron@donga.com sorimoa@donga.com