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マンション警備員への最低賃金適用、3年後に延期

マンション警備員への最低賃金適用、3年後に延期

Posted November. 08, 2011 08:54,   

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マンション警備員に対する最低賃金制の適用が3年後に見送られた。政府は雇用の維持のため仕方のない選択だと言っているが、労働界は対策無しに見送るばかりだと反発している。

雇用労働部は、現在最低賃金(時間当たり4110ウォン)の80%以上と規定された監視・断続労働者への最低賃金100%の適用時期を、予定されていた来年から15年へと3年先送りしたと、7日発表した。来年から14年までの3年間は年度別最低賃金の90%以上を受給される。

監視・断続労働者は、守衛、警備員、物品監視員など肉体的な疲労が少ない監視労働者とボイラー整備士、マンション電気工事士など、待機時間が多い断続労働者に分けられる。全国に約33万人おり、この中で150軒以上のマンション団地の警備員が22万人と最も多い。

国内労働者の中で最低賃金以下の給与をもらう労働者は監視断続労働者と、3ヵ月間限定で最低賃金以下の給与が支払われる見習い労働者しかいない。実際、唯一の「最低賃金以下」の労働者であるわけだ。

政府が監視・断続労働者に対し、最低賃金以下の賃金を許容した理由は、大量解雇への懸念のためだ。

労働界は即時に反発した。韓国労働組合総連盟は同日論評を通じて、「適切な意見のくみ上げ無しに行われた決定だ」とし、「最低賃金という社会的合意を一方的に破棄した決定だ」と批判した。全国民主労働組合総連盟も、「雇用部の決定は、『首になりたくなかったら、支払われたものを素直にもらえ』という典型的な強者の論理だ」と主張した。



jmpark@donga.com