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独島に防波堤と水中庭園を建設へ 国土部が計画確定

独島に防波堤と水中庭園を建設へ 国土部が計画確定

Posted November. 25, 2011 03:11,   

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独島(トクト、日本名・竹島)沖合いに210メートルの長さの防波堤が設置され、防波堤の端に海中を見ることができる水中庭園と水中展望台が建設される。また、独島の東側の島(東島)と西側の島(西島)をつなぐ200メートルの長さの連結路が建設される。日本の独島領有権主張に対応し、独島に対する実効的な支配権の強化を目的とした韓国政府の独島開発事業が本格的に推進される。

国土海洋部(国土部)は24日、「独島防波堤およびその他施設基本計画」を確定し、実際に施工に必要な「実施設計」を担う業者を選定するための入札を進めていることを明らかにした。国土部の関係者は、「21日に締め切った入札に4社が応募した」とし、「12月初めに業者を選定する計画だ」と述べた。

今回の事業は、今年3月、日本が中学校社会科教科書に独島が日本の領土だと明記したことに続き、外交青書で独島領有権を主張したことに対応して、韓国政府が4月に作成した総合対策の一つとして推進される。

国土部によると、独島に建設される施設は、△防波堤、△独島の渡し場と防波堤を結ぶ連結橋(長さ136メートル)、△水中庭園、△水中展望台、△再生可能エネルギー発電施設、△東島と西島をつなぐ道路、△排水路の塀などの附帯施設だ。

防波堤は、国内では初めて「ジャケット工法」で建設される。ジャケット工法とは、海底の地盤に施設を支える柱をジグザグに打ち込むことで、波の激しい場所で安定性を補強するために行う工法だ。国内では、離於島(イオド)海上科学基地の建設に、この工法が初めて導入されたが、防波堤に使用されたことはない。

水中展望台は、高さ55メートル、面積900平方メートルの大きさの箱形コンクリート構造物「ケーソン」で建設される。水中庭園は、水中展望台の前、防波堤の内側に造成されるが、海中に魚礁ブロックを設置し、魚が集まるようにする。発電施設は、水中展望台の下に海水の力を利用する「波力発電所」が建設され、水中展望台と独島の灯台などに必要な電気を作る。東島と西島をつなぐ連結路は、「エコ通行施設」(仮称)と名づけられた。

実施設計業者は、来年末までにこれらの施設の建設に必要な環境アセスメントと具体的な建設方法を提示し、災害影響評価などの業務を行う。国土部はこれとは別に、来年末から首相室や関連省庁と協議を経て、早ければ2013年上半期に工事に着手し、2013年に500億ウォン、2014年に1500億ウォン、2015年に2000億ウォンの予算を投じる計画だ。



jsonhng@donga.com imsoo@donga.com