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就職難の中の司法研修生修了式、拍手は無かった

就職難の中の司法研修生修了式、拍手は無かった

Posted January. 19, 2012 08:19,   

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「就職先すら決まっていないのに、修了することなど祝うべきことでもないでしょう」

41期司法研修生の修了式が行われた18日、京畿道高陽市(キョンギド・コヤンシ)にある司法研修院の大講堂。会場には空席が目立った。1030人が修了するが、修了式の会場には半数の500人程度が座っていただけだった。40.9%、10人中6人はまだ職場が決まらず、司法研修生らの就職率は過去最低値を記録し、修了式の会場にも冷え冷えとした空気が漂っていた。

高齢で研修生となった李ボムジュン氏(仮名・43)は、妻や小学生の娘、息子と共に、会場を訪れた。修了式が終わり、家路に着く間も携帯電話を耳から離さず、「自己紹介書だけでも、一度目を通してもらえないか」と、職を求めて相談をした。李氏は8年間、公企業に勤めたが、それを辞めて4年間の勉強の末、司法試験に合格した。李氏は、「小規模の法律事務所や企業など、様々なところに志望書を出している。何とか就職はできると思うが、今はストレスが余りにも大きい」とため息をついた。

就職難のため、大手法律事務所や検事任用の門が狭まり、一般会社へと目を向ける修了生も多いという。中小規模の法律事務所への採用が内定した朴某氏(31)は、「大手法律事務所は、すでに全て結果が発表され、まだ、職場の決まっていない研修生らは、企業の法務室に積極的に当たっている」と話した。

研修生の金某氏(28・女)もまだ、就職が決まっていない。研修院での成績は300位圏と、比較的上位圏に当たる成績だ。金氏は元々、検事が目標だった。金氏は、「昨年なら、300位前半や半ばまでは、検事MP志願ができたが、今年は法科大学院の卒業生も検事に任用され、200位圏の前半までが志願するので、私は企業のほうを当たっている」と話した。

研修院生らは今年から、法科大学院の卒業生が輩出されることにも、危機感を感じている。Y氏(29)は、「首都圏の法科大学院の中には、司法試験の1次試験に落ちた学生らもいるが、研修生より検事になりやすく、大手法律事務所にも就職するのを目にすれば、口惜しい気もする」と語った。



minki@donga.com