Go to contents

欧州の次は日本? マレーシアより高くなったCDSプレミアム

欧州の次は日本? マレーシアより高くなったCDSプレミアム

Posted February. 06, 2012 06:32,   

한국어

慢性的な国家負債に苦しんでいる日本経済は、これ以上耐えられないといる臨界点に達しているという警告が相次いでいる。日本国債の格下げに見舞われかねないいう憂慮の声が上がっている中、08年のグローバル金融危機後、最高の安全資産と言われてきた円や日本国債の価格すら、急落する可能性が持ち上がっている。欧州財政危機に決着がつかない前に、日本経済まで崩壊することになれば、世界経済は取り返しのつかない長期的低迷に陥りかねない。

日本は、財政健全性の回復に向け、税制改革など様々な対応を模索しているが、すでに、政治的リーダーシップは消えており、国際社会からあまり信頼されていない。日本経済の墜落は、日本資金の韓国からの離脱など、国内経済に否定的な影響を及ぼすだろうと言う指摘が多い。

●日本の不渡り確率、マレーシアより高い

5日、国際金融センターによると、日本のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)プレミアムは1日現在、1.35%(136bp、1bpは1.10%)と、マレーシア(1.34%)や中国(1.32%)より高い。CDSプレミアムとは、国際金融市場の代表的な危険指標であり、数値が高いほど、市場では国債の不渡り率を高く見ていることを意味する。

日本のCDSプレミアムが、マレーシアより高まったのは、昨年3月の東日本大震災以降初めて。国際金融センターは同日の報告書で、「昨年、日本の貿易収支は31年ぶりに初めて赤字を記録し、脆弱な財政健全性への負担が増している」と、その背景について説明した。

これを受け、米国や欧州に続き、日本も、国債格下げの対象になるだろうと言う見方が出ている。国際格付け会社であるスタンダート・アンド・プアーズ(S&P)やフィッチは、すでに昨年、日本の格付け予測を「否定的」に下げている。同年11月、S&Pは「野田佳彦政府が財政赤字の削減のため、対策を出さずにいる」と警告し、ムーディーズも先月末、格下げの可能性について示唆した。国際金融市場では早ければ、今月中の日本国債の格下げに踏み切るだろうと見込んでいる。



jarrett@donga.com