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尚武経験選手たちが捜査線上に浮上、バレーボールの八百長事件、

尚武経験選手たちが捜査線上に浮上、バレーボールの八百長事件、

Posted February. 09, 2012 08:53,   

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プロサッカーKリーグに続いて、今度はプロバレーボールが怯えている。八百長試合をしたことが事実と判明し、その波紋がどこまで広がるのか注視しながら戦々恐々としている。

8日、大邱(テグ)地検が拘束したと発表した3人の現役と元選手らには共通点がある。皆KEPCO45(旧韓国電力)でプレーし、兵役問題を解決するため、尚武(サンム)信用共同組合(以下尚武)を経ていることだ。チョン某氏はプロリーグ発足前は尚武でプレーし、一番先に拘束されたヨム某氏は2005年から、現役選手のキム某氏は2007年からの2年間尚武所属だった。

なぜ、よりによってKEPCOと尚武なのか。KEPCOは、今シーズン大番狂わせを起こしているが、2007年まではアマチュアチームだった。選手の実力に応じた年俸契約でははなく、韓国電力の職員という身分で定められた給与をもらい、引退後は一般職員になる。新人ドラフトもないため、優れた選手が行くようなチームではなかった。プロチームとの技量の差が大きすぎたため、一部の選手の故意のミスもあまり目立たなかった可能性が高い。

尚武は相変わらず独特なチームだ。KEPCOと同様2005年のプロリーグ発足時にアマチュア招請チームとしてリーグに参加している。2005年シーズンを含めた6シーズンの間、尚武とKEPCOはそれぞれ3度最下位になった。KEPCOがプロチームになった後、尚武は今季を含め3シーズン続けて最下位だった。

昨年、プロサッカーKリーグの八百長事件が発生した際、軍検察が起訴した尚武所属の現役選手は9人だった。だが、この9人の他にも、尚武を経てプロチームに復帰した選手は相当数いる。プロバレーボールの関係者は、この点を懸念している。今まではKEPCO出身選手だけが拘束されたが、尚武を経て他のチームに所属している選手も尚武時代に八百長にかかわっていた可能性があるためだ。今後、新たに捜査線上に浮かび上がっている選手が10人近くいるという噂に各チームが気を揉んでいる理由だ。

球界の関係者がこのような判断をするのには根拠がある。プロ選手として活躍した後、尚武に入団した場合、給与が大きく減る。一部プロチームの場合、「軍服務手当て」という名目での生活費の支給もあるが、以前の年俸とは比べものにならないほど安い。お金の誘惑には簡単に負けてしまう余地が大きい。

ヨム氏の場合、尚武に入団した時から暮らしが厳しくなったという。あるプロバレーボールチーム監督は、「尚武から復帰したうちのチームの選手が捜査対象に含まれているという噂を聞いた。他のチームにもそのような選手がいると聞いている。再発防止のためにも球団をあげて捜査に積極的に協力する」と語った。



inho@donga.com