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19世紀の日本教科書に「独島は韓国領土」と表記

19世紀の日本教科書に「独島は韓国領土」と表記

Posted March. 29, 2012 05:57,   

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日本が27日に公開した教科書検定の結果、独島(ドクト、日本名・竹島)の領有権主張を記載した高校社会科教科書が103種のうち47種となり3種増えた中、独島を韓国領土と表記した日本の古地図が掲載された19世紀末の日本の小学校の地理附図教科書3種が公開された。日本が1905年に独島を自国領土に強制編入するまでは、独島を韓国領土と表記した地図を教材に使用していたことを示す資料だ。

北東アジア歴史財団は28日、ソウル西大門区錧芹洞(ソデムンク・ミグンドン)の財団大会議室で記者懇談会を開き、18世紀末から20世紀始めに製作された日本の古地図10種を公開した。このうち、国内に初めて公開される3種は、すべて1890年代に日本の小学校で使用された地理附図教科書に収録されていた地図だ。

地理附図「万国新地図」(1893年版)に収録された地図製作者のオノ・エイノスケの「大日本帝国」には、日本本土と千島列島、琉球諸島は黄土色になっているが、独島と鬱陵島(ウルルンド)は韓国領土と同じ無色になっている。同じ製作者による「日本新地図」(1892年版)の「大日本国全図」には、現在日本が独島の所属行政区域としている島根県は黄土色だが、独島には色がない。また別の地理附図「分邦詳密大日本地図」(1892年版)に記載されたハギワラ・クニゾウの「島根県全図」には、日本の北西方向にある沖島まで島根県と同じピンク色に塗られていて、独島は表記されていない。

北東アジア歴史財団独島研究所のイ・フン所長は、「これらの日本の古地図は、当時の日本の地図製作者が独島を自国の領土と認識していなかったことを示す」と説明した。

一方、日本の今回の教科書検定の結果に対する韓国政府の抗議について、日本政府の藤村修官房長官は28日午前、記者会見で、「韓国の抗議は受け入れられない」とし、「竹島に関する一貫した立場に基づき、対応していく」と述べた。日本政府は、「竹島は日本固有の領土であり、韓国が不法占拠している」という立場を固守している。



savoring@donga.com changkim@donga.com