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仁川にただ一つの「犯人のメガネ」

Posted July. 07, 2012 07:34,   

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視力の弱い建設現場の日雇い労働者のバク某容疑者(34)は3月26日午後10時ごろ、仁川南区朱安洞(インチョン・ナムグ・ジュアンドン)のひっそりとした路地に身を隠し、性的暴行の対象を探していた。バク容疑者はそれから55分後、帰宅のためこの路地を通っていた李某氏(20、女)を襲い、口を塞いで、路地に止めてあった車のほうに引っ張った。しかし、大声を叫びながら、激しく抵抗する李氏の行動に戸惑い、犯行を諦め、逃げ出した。

李氏の通報を受け、警察が現場に出動したが、手がかりは見つからなかった。防犯カメラに撮られていた犯人の姿はかすんでいて、聞き込み捜査も成果が無かった。しかし、その翌日、事件現場の周辺でメガネが見つかった。

警察は、メガネ店が顧客の視力に合わせて注文を出せば、専門的にメガネを生産する仁川地域の40あまりのメガネ生産工場に対し、聞き込み捜査を行った。そして、1ヵ月間の追跡の末、問題のメガネを注文したメガネ店を見つけ出した。警察は、メガネ店を訪れ、携帯電話番号などの身元情報を把握し、バク容疑者を逮捕した。警察は、バク容疑者の視力は左右共にマイナスである上、左右の視力の差も激しく、数多いメガネ購入者の中でも見つけることができたと明らかにした。仁川南部警察署は6日、性的暴行未遂の容疑でバク容疑者を在宅起訴した。



run-juno@donga.com