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世界一の原発建設国のノーハウの電算化、韓国水力原子力の金均燮社長

世界一の原発建設国のノーハウの電算化、韓国水力原子力の金均燮社長

Posted August. 09, 2012 07:40,   

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「ここ30年間、原子力発電所を20基以上作った企業は世界で韓国水力原子力だけです。しかし、その建設と運営のノウハウがまだ電算システムでまとめられていません。玉磨かざれば光なしといった状況です」

7日、ソウル江南区三成洞(カンナムグ・サムソンドン)の執務室で会見した金均燮(キム・ギュンソプ)韓国水力原子力(韓水原)社長(62、写真)は、原発と関連した膨大な情報を来年までにデータベース化して会社の電算システムに統合すると話した。

この「原発建設・運営地域システム」があると、同じミスを繰り返さなくて済むため、安全水準が高くなり、プロジェクト管理の効率も大きく向上すると言う。金社長のビジョンは韓水原が原発建設事業管理会社(PM)になって、原発を輸出産業化することだ。韓水原はKAISTやシステム統合会社と共にセミナーを開き、実行策について話し合っている。

「原発を韓国の輸出品にする」というのは金社長が韓水原社長の公募に応じた理由でもある。「古里(コリ)原発1号機の停電隠ぺい事件と納品不正事件が発生した韓水原の社長になる人は、頭を下げて謝るのが主な業務になるのではないか」という周りの懸念も承知していた。しかし、1978年から商工部で原発国産化計画を推進した金社長は、再び原子力と縁を結ぶのが使命のように感じられたと言う。

金社長は、「追加輸出のため、ベトナムやトルコ、サウジアラビアなど、原発導入を計画している国々に韓国原発の安全性と経済性について説明し、フィンランドとは相談中にある」と話した。

「韓国の原発建設と運営水準は最高」と言われているのに、どうして故障が頻繁に起こるのかを聞いた。金社長は、「国民が原発の事故と故障を混同している」とし、「故障は放射能漏えいとは無関係で、事故に当たるケースは韓国で一度も発生していない」と答えた。6日再稼動に入った古里1号機が国内原発全体の故障件数の20%を占めるという議論に対して、「故障の殆どが原発の運営技術が足りなかった商業運転初期に発生したもので、ここ10年間、古里1号機の故障件数は3回だけ」と反論した。金社長は、「我が社が今信頼の危機に瀕していることをよく知っている。コミュニケーション担当組織を新設して、原発地域の住民、国民と対話し、死中に活を求める覚悟で刷新を推進する」と話した。

インタビューの最後に金社長は、「原子力は悪ではないと強調してもらいたい」と話した。「間違えた事への批判は喜んで受ける」と言う一方、「うちの職員は安全な電気、安い電気を作るという使命感で働いている」と強調した。



tesomiom@donga.com