台風１５号「BOLAVEN」（ラオス高原の名前）が２８日、韓国に上陸する。各学校が臨時休校を行うなど被害予防に出た。気象庁は台風１５号が全羅南道（チョルラナムド）の木浦（モッポ）沖で早ければ２８日午前から首都圏に接近する同日午後までが、台風による被害の最大のヤマ場になる見通した。
気象庁によると、台風は同日午後９時、済州道西帰浦（チェジュド・ソギポ）の南南西海上まで接近したという。これに先立ち、済州道には同日午後２時と３時を期して海上と陸上に台風警報が出されたが、午後３時に加波（カパ）島では最大瞬間風速２９．６メートルが観測された。
また台風の影響で海上に６〜９メートルの高い波が起こり、済州道、木浦、莞島（ワンド）を結ぶ５つの航路の旅客船が欠航となった。同日午後からは強風で済州国際空港の発着が規制され、１日中１５０便が欠航となった。
台風は現在、中心気圧が９４５ヘクトパスカル（hPa）と多少弱まった状態だが、依然として５０メートル以上の最大瞬間風速と３００ミリ以上の雨を降らしながら西海上を北上している。
教育科学技術部は同日午前、台風による被害を予防するため各学校に臨時休校など登校時間調整を指示した。このため台風の影響圏に最も早く入った済州道の小学校６校が同日休校したが、ソウル市教育庁もすべての幼稚園と小中高校に対して２８日に休校するよう指示した。仁川（インチョン）市教育庁も高校を除いたすべての学校に対し２８日の休校を指示した。
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