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成人向けのネットカフェは児童ポルノ天国

成人向けのネットカフェは児童ポルノ天国

Posted September. 03, 2012 08:54,   

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全羅南道羅州(チョルラナムド・ナジュ)で7歳の女児を拉致した性的暴行をしたコ・ジョンソク容疑者(23)は児童ポルノに病み付きになっていた。同容疑者は、警察の調査でモーテルやPCバン(インターネットカフェ)などに閉じこもって大人の男性が女の子と性行為をする日本のポルノをよく見たという。慶尚南道統営(キョンサンナムド・トンヨン)で10歳の女児を殺害したキム・ジョムドクや小学校の建物の廊下で8歳の小学生を拉致して性的暴行したキム・スチョルもパソコンに数十、数百本の児童ポルノを保存しておいて、犯行前に集中的に視聴した。

警察は7月にキム・ジョムドク事件が発生した直後、児童ポルノが未成年者を相手にした性的犯罪につながるというマスコミの指摘を受け、児童ポルノに対する取締りを強化すると発表した。しかし、児童ポルノが大量流通される大人向けのPCバンは今も当局のずさんな監視の中で雨後の竹のようにできている。

1日午後、本紙の取材チームはソウル冠岳区新林洞(クァンアクグ・シンリムドン)のある大人向けPCバンを訪れた。そこから100メートル半径内だけで大人専用のPCバンが3ヵ所もあった。内部は一般PCバンの様子と大きく違っていた。日中にも暗くて、ピンク色の照明だけが所々に付けられていた。パソコン(PC)は見えず、3.3平方メートル(約1坪)あまりのルーム10室が一列に並んでいた。内部の廊下を行き来する人の中ではスポーツ刈りの青少年もいた。

空き部屋がなくて30分以上待たされた後、部屋のドアを開けると、染み着いたタバコのにおいが襲ってきた。部屋の中にはPCや簡易ベッド、成人用品の自販機などが置かれていた。灰皿やゴミ箱にはごみは一杯だった。PCのモニターは「動画視聴用」であるためか、31インチとかなり大きかった。店の人は、「時間当たり5000ウォン払うとPCに保存されているポルノ数千本が見られるし、2万ウォン払うとエロ動画チャットもできる」と話した。

部屋の内部を見てから出て廊下を歩くと、店の人がいるカウンターから近い方の部屋のドアが開けられた。帽子をかぶったある男性が出ては、「子どもが出るの(児童ポルノ)はどうやって見られるか」と聞いた。店の人は「それは別のフォルダーに集めておいた」と言って、部屋の中へ入った。お客にフォルダーを直接教えてきた店の人は、「こんなの(児童ポルノ)が好きな人がかなり多い」とし、「本当に子どもが出るのは多くなく、大人が子どもの真似をする動画が多い方だ」と話した。

店の人は取材陣を直接事務室へ連れていって、PCバン上映用として収集した児童ポルノ数十本のリストを見せてくれた。10歳前後の生徒が登場する動画も相当数含まれていた。新林洞をはじめ全国に広がっている大人専用PCバンが捻じ曲げられた性意識を持った一部男性の欲望の出口になる現場だった。

このような大人専用PCバンはポルノを営利目的に提供するため、ポルノ配布を禁じた現行法上全て不法だ。しかし、大人向けPCバンの運営者は飲食店か一般ゲーム場などに営業申告をして取締りを避けるか、申告そのものをしない。看板も「休憩テル」「男性休憩室」「○○PCバン」などにつけて、外観からは大人専用PCバンかどうか分からない。実際、本紙の取材陣が訪れた大人専用PCバン5ヵ所は、営業申告の有無を管轄区役所に確認した結果、2ヵ所は一般ゲーム場に申告し、3ヵ所は申告さえしなかった。取締りの死角地帯にいるため、大人専用PCバンを利用する未成年者も少なくない。

警察の関係者は、「PCバンでポルノを上映するという通報を受けて現場へ行ってみると、PCバンの人がポルノが見られる内部の連結ネットワークを遮断してしまう」とし、「すると、部屋の中には一般PCを並べておいたことに過ぎないため、取締りが不可能だ」と話した。



dong@donga.com neo@donga.com