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[社説]梁敬淑スキャンダル、民主統合党は告解せよ

[社説]梁敬淑スキャンダル、民主統合党は告解せよ

Posted September. 05, 2012 06:49,   

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公認献金授受疑惑で逮捕された梁敬淑(ヤン・ギョンスク)前「ラジオ21」代表が、今年1月の民主統合党(民主党)の全党大会の時、朴智元(パク・チウォン)院内代表を支援した。梁氏は1月の党大会の前に、ツイッターやフェイスブックで朴院内代表を支持する多くの書き込みをした。朴院内代表は4位で最高委員に選出された。梁氏は、1月の全党大会が終わった後も、4月の総選挙の公認が確定する時まで朴院内代表を支援し、6月の全党大会では李海瓚(イ・ヘチャン)代表を支持したという。

梁氏の朴院内代表への支援は、両者が認めている。朴院内代表は、1月の全党大会に初めてモバイル投票が導入されて選挙の様相が従来と変わったため、これに対応するために「ネット専門家」で知られている梁氏を紹介されたという。梁氏は、元「ノサモ(盧武鉉を愛する人達の会)」で、インターネット放送局「ラジオ21」の実質経営者であり、親盧武鉉(ノ・ムヒョン)系団体である「百万国民の命令」執行委員まで務め、野党寄りのネットユーザーに対する影響力がある。何の見返りもなく梁氏が朴院内代表を支援したかも疑問だ。

梁氏は民主党比例代表の公認をエサに、ソウル江西(カンソ)施設管理公団理事長のイ・ヤンホ氏ら3人から約40億ウォンを受け取った。検察は、当初この金が比例代表の請託と関係があると見て、朴院内代表側に渡ったと疑い、追跡した。しかし、まだ確実な手がかりをつかめていない。朴院内代表も、この疑惑を強く否定している。公認献金を渡した疑いで拘束されたイ・ヤンホ氏が受けた朴院内代表の名のメールには、公認の見返りに金を要求するような内容があるが、梁氏が作成した偽のメールであることが明らかになった。検察は、梁氏が盧恵京(ノ・ヘギョン)元ノサモ代表やラジオ21の元幹部の口座に数億ウォン台の金を送金した後、現金で引き出した事実を確認し、使途を追跡している。

今回の事件は、金の提供者の3人が実際に民主党に比例代表公認を申請しており、梁氏の役割から見て、決して民主党が関係ないと見ることはできない。梁氏と朴院内代表の間に比例代表公認の請託とモバイル投票支援のある種の取り引きがあった可能性も排除できない。万一、モバイル投票団の募集に金と公認請託が介入したとすれば、モバイル投票の趣旨を歪める新種の選挙不正と言える。

民主党は、セヌリ党から除名された玄永姫(ヒョン・ヨンヒ)議員事件と関連して、独自にセヌリ党公認献金真相調査団まで作った。民主党は他人の誤りを暴く前に自分たちが関わった「梁敬淑スキャンダル」を「告解」しなければならない。