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「北核の完全放棄は実現不可能」 ボズワース氏が「包容と抑制の調和」強調

「北核の完全放棄は実現不可能」 ボズワース氏が「包容と抑制の調和」強調

Posted September. 19, 2012 05:16,   

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米国政府の北朝鮮政策特別代表を務めたスティーブン・ボズワース・フレッチャースクールの学長は、北朝鮮の核問題を扱う新たな政策として、交渉による核開発の凍結(standstill)の合意を引き出すことが急務だと明らかにした。18日、ソウルのあるホテルで行われたインタビューで、ボズワース氏は、「北朝鮮の核保有を受け入れることはできないが、事実上、核を持つ状況に耐えるしかない」とし、「北朝鮮がさらに核兵器を保有したり進展した核兵器を手に入れることを防ぐことが現実的な代案だ」と述べた。ボズワース氏は、米国の公式的な対北朝鮮政策であるCVID(完全で検証可能かつ後戻りできない核の放棄)原則に対しても「実現不可能な政策」と批判した。

——2年8ヵ月の北朝鮮政策特別代表の在任期間を評価するなら…。

「挫折を感じた。北朝鮮と数回成功的な会談があり、対話が再開されると判断したが、いつも駄目だった」

——自ら失敗したと考えるのか。

「成功しなかったのは事実だ。しかし、米国が北朝鮮の核開発を思い通りにできる統制力を持っているわけでもなかった。初めは1年ほど代表を務める考えだったが、北朝鮮の人々と会って部分的に楽観的な期待があった。代表を辞任する時はエネルギーが消耗していた」

——望ましい北朝鮮政策を助言するなら…。

「包容と抑制が調和をなさなければならない。抑制が十分でなければ、包容政策だけで北朝鮮の冒険主義を防ぐことはできない。核交渉は長期戦にならざるを得ない」

——北朝鮮の崩壊を早める方法はどうか。

「韓半島の平和と安定を深く阻害せず、韓国人の安全に害を与えない方法で北朝鮮を崩壊させることができるなら、私はそのアイディアに反対しない」

——今後の韓米関係で重要な点を挙げるならば…。

「核と関連した調整で韓国の決定がますます重要になる。米国が責任を回避しようというのではない。韓半島の安定に向けて韓国が下さなければならない決定を米国が代わりにすることはできない」



triplets@donga.com