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所得3万ドル時代まで「さらに10年」 民間研究所が分析

所得3万ドル時代まで「さらに10年」 民間研究所が分析

Posted October. 29, 2012 08:17,   

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韓国が1人当たりの国民所得2万ドルから3万ドル時代に入るためには、これからさらに10年かかるという分析が出た。

現代(ヒョンデ)経済研究院は28日発表した「韓国経済の構造的問題点と対応課題」という報告書で、「韓国の1人当たりの国内総生産(GDP)が07年初めて2万ドルを越えた後、5年間2万3000ドルを越えられずにいる」とし、「これから1人当たりのGDP増加率が3%未満で、為替相場が現在の水準を維持すると仮定する場合、3万ドルに到達するためにはさらに10年かかる」と話した。

同報告書によると、1人当たりのGDPが3万ドルを越えた先進国23カ国は、2万ドルから3万ドルになるまでに平均8年がかかった。反面、韓国は2万ドルを初めて突破した07年から計算すると、先進国の約2倍の15年がかかるわけだ。8年ぶりに3万ドルを達成するためには、今年から年平均7.6%ずつ成長しなければならないが、これは現実的に不可能なシナリオだ。中央銀行の韓国銀行の今年の成長見通しは2.4%だ。

現代経済研究院は、韓国が「2万ドルの落とし穴」に落ちたことには、1990年代7%に達した潜在成長率が3%台へ半分に減ったことをはじめ、内需と輸出の不均衡、所得分配の悪化による中産階層の減少、高齢人口の増加、韓半島の地政学的なリスク増大などの要因が構造的に働いたと分析した。



wiseweb@donga.com