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豪でまたもや韓国人暴行事件、3ヵ月間で3度目

豪でまたもや韓国人暴行事件、3ヵ月間で3度目

Posted November. 27, 2012 08:33,   

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豪クイーンズランド州のリンカーンで、韓国人暴行事件が起きた。9月のメルボルンと10月のシドニーに続き、3ヵ月間で3度目のことだ。

韓国の外交通商部(外交部)は26日、韓国人チョ某氏(28)が、25日午前0時30分ごろ、リンカーンで白人2人に暴行を受けたと明らかにした。20歳前後の2人は、チョ氏に近づき、「母に電話をかけさせてほしい」と、携帯電話を借りたまま逃げようとし、これを食い止めようとしたチョ氏に、素手や鈍器で暴行を加えた。

血まみれになったチョ氏が大声で叫ぶと、二人の白人は周辺に止めておいた車に乗って逃げた。昨年7月、ウォーキングホリデービザでオーストラリアに来たチョ氏は同日、自宅の中では携帯電話がつながらず、外に出て電話をしていたところだった。

外交部の当局者は、「今回の事件が携帯電話を狙った単なる暴行事件なのか、それとも韓国人を狙った計画的犯罪なのかまだわからない」とし、「地元警察に速やかな捜査や再発防止に向けた協力を要請した」と語った。ランカーン周辺は、中国人などアジア人が多く暮らしているところであり、一種の人種差別犯罪の可能性もある。

チョ氏は、連合ニュースとのインタビューで、「警察から取り調べの間、誠意のない態度を示され、『なぜ、深夜に歩き回ったのか』と叱られた」と主張した。しかし、外交部の当局者は、「チョ氏は、警察には事件を通報したが、大使館には通報しておらず、本人からの話はまだ聞いていない」とし、「現在、多方面でチョ氏との接触を試みている」と明らかにした。

これに先立って10月13日、シドニー都心の住宅街で、韓国人会社員のキム某氏(33)が、身元不明の若者らから集団暴行を受け、頭蓋骨にひびが入り、肋骨2本が折れる怪我を負った。9月、メルボルンの公園でも、留学生のチャン某氏(33)が、10代の白人10数人から集団暴行を受け、片方の腕が折れ、小指を凶器で切られる重傷を負った。当時警察は、「君は居てはならない時間に居てはならない場所にいた」とし、チャン氏に責任を擦り付けるような発言をし、ずさんな捜査態度を見せて議論を呼んだ。

外交部の当局者は、「最近、オーストラリアで外国人を狙った犯罪が多発しており、留学生や観光客の格別な注意が求められる」と呼びかけた。豪警察によると、11日、メルボルンでは市内バスの中でシャンソンを歌っていたフランス人女性に対し、「英語を使わないなら消えろ」と毒舌を浴びせながら脅かしたオーストラリア人2人が逮捕されたこともある。現在、オーストラリアには、韓国人2万3000人がウォーキングホリデービザで滞在している。



shcho@donga.com