Go to contents

韓国鉱物資源公社、2兆価値のボリビア鉱山開発権を放棄か

韓国鉱物資源公社、2兆価値のボリビア鉱山開発権を放棄か

Posted January. 19, 2013 02:59,   

한국어

次期政府が海外資源開発を疎かにしているという指摘が出ている中で、韓国鉱物資源公社が国内4企業とコンソーシアムを構成してボリビアで確保した歴代最大規模のコロコロ銅鉱山事業から手を引く案を検討している。事業撤退が現実化すると、李明博政府の海外資源開発最大治績の一つのボリビアリチウム開発事業にも否定的な影響を与えるものと見られる。

08年契約締結当時、コロコロ銅鉱山は銅の埋蔵量が最大1億トンに達すると推定されて、韓国が確保した歴代最大の銅鉱山という評価を受けた。また、国内企業が資源開発の全ての過程を指揮した海外最初の事業で、韓国鉱物資源公社を含めて、LSニッコー、LG商社、大宇(デウ)インターナショナル、カムボールがコンソーシアムの形で参加している。

18日、エネルギー・資源業界によると、鉱物資源公社はボリビア・コロコロ銅鉱山事業から撤退する案を積極的に検討している。資源開発は探査過程で経済性がないと判断されると、放棄するケースが少なくない。コロコロ銅鉱山事業の経済性について鉱物資源公社側は否定的に評価している。反面、この事業を担当した前職・現職の関係者らは、「2000億ウォンぐらいを投資すると、数年内に最大2兆5000億ウォン相当の収益を期待できる」と反論する。

経済性評価のほかにも鉱物資源公社が撤退しようとするほかの理由は、「政治的リスク」だ。資源民族主義の性向が強いエボ・モラレス・ボリビア大統領がコロコロ鉱山を国有化する可能性を排除できないというのだ。しかし、契約締結当時、知識経済部は、「資源民族主義の性向が強い南米国家で国際入札を経ずに異例に韓国に有利な契約を結んだ」と説明した。最初から南米の政治状況を念頭に置いて事業を始めたという意味だ。

次期政府が海外資源開発に関心を示していない上、国会が今年関連予算を減らしたのも影響を与えたものと見られる。特に、鉱物資源公社は既に1億6300万ドル(約1728億ウォン)を投資したメキシコ・ボレオ銅鉱山にさらに4億3000万ドルを投資しなければならない状況だ。資源業界の関係者は、「鉱物資源公社がボレオ鉱山に追加的に投資しなければ、既存投資金をふいにすることになるしかなく、政府の支援も期待し難いため、他の海外事業から手を引こうとしている」と話した。

コロコロ鉱山事業からの撤退を検討するという事実が知られ、当地パートナーのボリビア国営鉱物企業のコミボールは、「一方的に事業から撤退しようとする韓国にがっかりした。これから信頼して事業を進められるものか」と不満を露にしたという。コロコロ鉱山事業を契機にボリビア政府と結んだ友好的な関係を土台に、李相得(イ・サンドゥク)元議員が積極的に支援して確保したリチウム開発事業も否定的な影響を受けるという懸念が出ている。



mint4a@donga.com