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女性副頭取は0人…これって何?

Posted January. 21, 2013 03:16,   

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国民(クンミン)、新韓(シンハン)、ウリ、ハナの国内大手都市銀行4行の職員2人に一人が女性だが、女性役員は、役員20人に1人にも達していないことが分かった。これらの銀行の女性役員は全て本部長級であり、4大銀行の副頭取56人のうち、女性副頭取は1人もいない。女性大統領時代が切り開かれたが、金融圏のガラス張りの天井(仕事をうまくこなし、頭は切れていても、女性が高い地位に上るまで突破しなければならない目に見えない壁を指す言葉)は、相変わらず厚かった。

●4大銀行の女性副頭取は「ゼロ」

20日、金融圏によると、国内大手都市銀行4行に勤務する女性の正社員は計3万960人であり、全体職員の48%だった。ハナ銀行が56.9%(7793人)と、女性職員の割合が最も高く、国民(47.0%)やウリ(46.0%)、新韓(43.0%)の順だった。

銀行の女性職員数は伸びているが、女性役員の割合は、4大銀行の平均が、4.8%に止まっている。特に、役員の中でも上位ポストである副頭取は1人もおらず、下位職の本部長のみ11人だった。

雇用労働部によると、10年基準で従業員1000人以上の大手企業の女性役員の割合は6.5%水準だ。職員の半分を女性が占めている銀行で、女性役員の割合は企業よりも低い。

主要都市銀行のうち、副頭取以上の女性役員がいるところは、IBK企業(キオブ)銀行、韓国シティ銀行、スタンダードチャータード(SC)銀行だ。企業銀行・リスク管理本部の權善珠(クォン・ソンジュ)副頭取は、IBK企業銀行創立50年ぶりに排出した初の女性副頭取だ。氏は、公開採用で入社し、支店長やセンター長、本部長を経て、11年、副頭取のポストについた。

女性役員の割合が11.8%と、割合高い韓国シティ銀行には、3人の女性副頭取がいる。金明玉(キム・ミョンオク)、柳明淳(ユ・ミョンスン)、キム・ジョンウォン副頭取がそれぞれ、業務支援や企業金融商品、財務企画グループを率いている。SC銀行には、人事本部長と変化管理推進本部長を兼ねるジェニス・リー副頭取がいる。

●女性大統領時代、ガラス張りの天井は破れるか

金融圏は初の女性大統領の就任を控え、ガラス張りの天井が壊れるのではないか、関心が集まっている。能力のある女性中間管理者層が、かつてより厚くなり、銀行で女性役員の割合が増えるものと見られる。朴槿惠(バク・グンへ)次期大統領の重要女性政策公約である「女性人材10万人女性プロジェクト」などの動きが、銀行圏での女性役員を増やす可能性があるという見方も出ている。最近、国会には、公企業や準政府機関の女性役員の割合を、5年内に30%にまで引き上げるという法案が提出された。

実際、一部の銀行を中心に、最近、女性役員らが急浮上している。釜山(ブサン)銀行は2日、設立以来初めて、女性を1級支店長に昇進させた。その主人公は、クォン・ミヒ海雲台(へウンデ)マリンシティジェニスパーク支店長だ。同行の4級(課長級)昇進者56人中17人が、3級(副支店長)昇進者57人中5人が、女性だった。韓国銀行も創立62年ぶりに初めて、女性1級昇進者を輩出した。徐英京(ソ・ヨンギョン)金融市場部長は、11年に2級に昇進したあと、2年ぶりに1級へと抜擢された。

權善珠IBK企業銀行の副頭取は、「女性大統領時代を機に、銀行圏にも女性役員らの活躍が拡大するものと見られる」と語った。



crystal@donga.com