韓国初の宇宙ロケット「羅老(ナロ)号」が、3度目で最後の打ち上げに向け、発射台に再び立つ。
教育科学技術部と韓国航空宇宙研究院は27日、羅老号を28日午前7時45分に全羅南道高興郡(チョルラナムド・コフングン)の羅老宇宙センターの組立棟から約1.5キロ離れた発射台に運ぶと明らかにした。30日の打ち上げを控え、本格的に発射準備に入る。
1時間30分かけてゆっくり移送された羅老号は、外部の温度と湿度に適応する過程を経て、発射台システムと結合する。午後4時30分頃には、約30分間かけて起立装置によって垂直に立てられる予定だ。29日には、午前10時から羅老号打ち上げの最終リハーサルが行われる。
羅老号は、2009年と2010年に2度打ち上げに失敗し、昨年10月26日と11月29日の2度、打ち上げが延期になった。最終リハーサルで異常がなく、天候悪化などの突発的な事態が起こらなければ、羅老号は30日午後3時55分から7時30分の間に打ち上げられる。
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