Go to contents

「韓国は世界の中心国家になった」 李大統領が離任演説

「韓国は世界の中心国家になった」 李大統領が離任演説

Posted February. 20, 2013 08:34,   

한국어

李明博(イ・ミョンバク)大統領は19日、「現政府5年間の功績と過誤に対する評価はすべて歴史にゆだねる」と述べた。李大統領は同日、退任(25日)を6日後に控え、大統領府春秋館で退任演説を行い、「明らかなことは大韓民国はもはや辺境の小国ではなく世界の中心国家になり、前に進み続けるだろう」としてこのように述べた。

李大統領は、「2度にわたる前代未聞の世界的な経済危機を克服し、大きな大韓民国の礎石を築こうと努めた」としつつも、「期待どおりに庶民の困難が解決できなかったということも十分に承知している」と述べた。そして、「国政を運営する過程で考えが異なり気分を害した方々もいるだろう」とし、「是非を離れ国政の責任から去る今、慰労の言葉を申し上げる」とも述べた。任期中発生した親戚や側近の不正については、「道徳的欠陥のない政府を切に望んだが、私の周辺のことで国民にご心配をおかけした点に対して申し訳なく思う」と謝罪した。

李大統領は2010年3月に発生した哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没事件に対して、「心の奥で抱いていかなければならない痛みだ」と述べ、「統一になるまさにその日、天安艦46勇士の名前をもう一度呼ぼうと思う」としばらく声をつまらせた。李大統領は退任後の活動については、「国民の幸福のための私の名誉な義務は続ける考えであり、祖国のために小さなことでも奉仕できることがあれば喜んでする」と述べた。

李大統領は、続いて行われた大統領府出入り記者との昼食懇談会では、「任期中、秘書陣に『事を知らない人々が批判する』と励ましてきた」と話した。2008年の米国産牛肉輸入の決定によるろうそく集会については、「(韓国はグローバル国家であり)保健などは基礎であり問うべきだが、米国に自動車を輸出するには牛肉を輸入せずにはいられない」とし、「小学校でもこの程度のゲームのルールは守る」と強調した。

李大統領は24日午後、朴槿恵(パク・クンヘ)次期大統領の就任式に出席するために訪韓するタイのインラック・シナワット首相と会談した後、ソウル江南区論峴洞(カンナムク・ノンヒョンドン)の私邸に戻る。李大統領の任期は24日午前0時に終了し、同時間の25日午前0時から朴新大統領の任期が始まる。新大統領は25日の就任式を終えた後に大統領府に入る予定であり、24日夜は大統領府に大統領がいない状態になる。しかし、同日午前0時まで有事の際には李大統領が論峴洞の私邸に設置した国家指揮通信網などを利用して対応し、深夜0時以降の状況に対しては三成洞(サムソンドン)の自宅で最後の夜を送る新大統領が指揮を取る。

一方、李大統領は19日午前に最後の閣議を開き、朴次期大統領に対する無窮花大勲章栄誉授与を緊急案件として審議・決定した。李大統領が故盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領のように任期初期の無窮花大勲章の受勲を先送りし、12日の閣議で勲章を受ける際に発生した「セルフ授与」論議を考慮したとみえる。大統領府関係者は、「朴次期大統領側とも議論した事案だ」と伝えた。叙勲法には「(現職)大統領に無窮花大勲章を授ける」とだけ明記されているが、故金大中(キム・デジュン)元大統領の時までは、前の政府で新大統領に対する無窮花大勲章授与を決定し、新政府スタート後に授与してきた。

同日の会議では、李大統領の肖像画を前大統領の肖像画がかけてある大統領府本館内の世宗室にかける行事も行われた。李大統領は肖像画を見て、「よく描かれている。実物よりいい」と満足する様子だった。



ddr@donga.com