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朴大統領「北に挑発する考えを起こさせるな」

朴大統領「北に挑発する考えを起こさせるな」

Posted April. 03, 2013 03:39,   

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朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が2日、就任後初の外交安保長官会議を開いた。北朝鮮の連日の挑発警告の対策を協議するためだ。

朴大統領は会議で、「現在の韓国の安全保障の状況は非常に厳しい」とし、「北朝鮮の挑発時に強力に報復することが欠かせないが、それよりも韓国が外交的・軍事的抑止力を通じて、北朝鮮が挑発の考えすら持つことができないようにすることが重要だ」と強調した。

同日の会議には、柳吉在(リュ・ギルチェ)統一部、金𨛗鎮(キム・クァンジン)国防部長官、南在俊(ナム・ジェジュン)国家情報院長、許泰烈(ホ・テヨル)大統領秘書室長、金章洙(キム・ジャンス)大統領国家安保室長、朱鉄基(チュ・チョルギ)大統領外交安保首席秘書官、金奎顕(キム・ギュヒョン)外交部第1次官が出席した。尹昶重(ユン・チャンジュン)大統領府報道官は、「今日の会議で、最近の北朝鮮の動きと開城(ケソン)工業団地の状況、国際社会の反応などを検討し、韓国の態勢と外交努力、国民の安全確保など政府の対応について話し合った」と伝えた。

同日の会議は、前日夕方に突然決定された。外交安保省庁の業務報告がすべて終わり、朴大統領が、関連省庁を集めて懸案と対策を総合的に点検する必要性を感じたという。朴大統領は、「今後の状況を見ながら、外交安保長官会議や国家安全保障会議を随時開催し、対策を講じる」と述べた。

一方、米政府が、北朝鮮政権の崩壊を含む韓半島の有事の際、北朝鮮内の核施設を制圧する任務を担う組織を在韓米軍に設置したことが確認された。

韓国と米国の政府消息筋によると、米国防総省は昨年末、在韓米第8軍司令部に北朝鮮の急変事態が発生した場合、北朝鮮全域の核施設への侵入と制圧の任務を担当する組織を新設した。この組織は、軍事クーデターや内乱などで北朝鮮指導部が核の統制力を喪失する場合、在韓米軍と増員戦力を投入して核物質や核兵器がある核施設を最短時間で制圧する細部の作戦計画を立て、実行する任務を行なう。北朝鮮内の核物質が反乱軍や外部テロ勢力に流出することを徹底して遮断する考えだ。

除去の対象には、北朝鮮が同日再稼働を宣言した寧辺(ヨンビョン)核団地をはじめ、北朝鮮と中国の国境地域で秘密裏に運営されている小規模ウラン濃縮施設などの核物質製造工場が多数含まれているという。軍消息筋は、「北朝鮮内の核兵器と核物質を安全に確保する一方、核関連施設と技術研究所の制圧、関係者の逮捕、機密資料の確保などが同組織の主要任務に含まれる」と述べた。

韓米の軍首脳部は、最近実施された「キーリゾルブ」連合軍事演習で、同組織を活用した核除去シミュレーション演習を初めて行なった。



egija@donga.com